権太楼ワールド・・・・ 本寸法爆笑系
ということで、今日も落語。権太楼独演会に行ってきた。
独演会と言っても、前座の開口一番があり、弟子のほたるの一席のあと、お目当ての権太楼となる。演目は「百年目」。マクラは短めで、たっぷり権太楼ワールドとなる。こんなに長い噺だっけと思うが、じっくり番頭さんのまじめさと放蕩ぶりをやる。うまく隠れて遊んだつもりが、旦那に見つかってしまい、ああ、これで俺の人生も終わりと嘆くというのがこの噺の山場である。七面鳥のように顔色が変わるのが見どころとなる。けっきょく一時間やった。
中入り後は色ものの漫才のあと、もう一席。「くしゃみ講釈」。長い噺を先にもってきて、さいごは得意の演目で締めるというわけか。講釈師に仕返しをしようと胡椒で燻ぶる算段をするというストーリー。健忘症の男のやりとりが見どころである。覗きからくりの歌も入る。
この「くしゃみ講釈」は権太楼の代表作のひとつ。といっても代表作はいくつもある。それだけ得意の噺が多いということだ。CDにもなっているのでぜひお聴きいただきたい。
権太楼は爆笑系噺家の代表選手である。新作ではなく古典噺の爆笑系である。いつまでも続けてもらいたいと思う。
で、あしたは日曜日。うふ、ひょっとすると、明日も落語。それとも・・・・・
とりあえず、午前中は、まじめに歴史セミナーを受講することになっている。
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