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2012年3月23日 (金)

立川流のゆくえ 馬糞になるのか

立川流は、談志独裁体制から理事七人による合議制になる。なんとも民主的な体制である。

代表は土橋亭里う馬。てっきり志の輔がなると思っていたんだが、年功序列の人事となった。これでうまくいくかどうかはわからないけど、居心地はよくなったと思う。上納金もなくなったことだし。

しかし、逆に緩みもでるだろうから、先行きはわからない。

かつて立川流を破門となった快楽亭ブラックが『立川談志の正体』という本を出した。

本来、ヒール(悪役)なのに、死んだ途端にベビーフェイス(善玉)扱いされちゃった。ガンで死んだ。何を言ってやがんでえ。談志そのものが落語会のガンだったじゃねえか。死ねば仏だ、冗談言うねぇ。あいつにはどんだけ泣かされてきたか・・・と、一発咬ますが、中身は愛憎織りなす内容になっている。

談志がどういう人物だったか、ひとことでいえば、しみったれた師匠、つまりケチだったとしている。

その中で、代表になった土橋亭里う馬についてこんなことを言っている。

「あの兄さん(里う馬)だって立派に談志のDNAを受け継いでいるじゃないか。しみったれのところと、私服のセンスの悪いところを」(33ページ)

 土橋亭里う馬の落語は聴いたことがない。さしてうまくないと聞いたことがある。落語のうまさや毒舌の鋭さは他の師匠が受け継ぎ、しみったれのDNAは里う馬が受け継ぐというわけか。これは快楽亭ブラックの意見であって実際はどうなのかは不明。いちど、里う馬のしみったれた(いい意味での)落語を聴いてみたいものだ。

 ちょいとひとこと

評論家の広瀬和生さんが、立川流は四天王(志の輔、談春、志らく、談笑)に続く人材が出ていない、そこが気がかりと語っていた。そういえばそうである。

 馬糞の川流れという。金丸信が、いずれバラバラになって雲散霧消することを馬糞にたとえた表現である。立川流がそうならないよう、次世代の育成にも力を注いでもらいたいものだ。

  

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