FAQ 木で鼻をくくる
よくある質問をFAQという。頻繁にでてくる質問で、それに対する回答も準備しておこうというわけである。一見便利で親切に思えるが、これが、あまり役に立たないことが多い。くだらない質問と木で鼻をくくったような回答もあって、腹が立ってくることもある。
新聞でみかけるよくある回答例に次のようなものがある。裁判を起こされた会社のコメント。
「訴状が届いていないのでコメントできない」。想定問答集があって、それに沿っての回答であろう。マスコミもそれ以上追及せず、これで終わりとする記事が多い。お前ら馬鹿かと言いたくなる。
思い出すのが、柳田元法務大臣の発言である。
「法務大臣ってかんたん。個別の事案についてはお答えを差し控えますと、法と証拠に基づいて適切にやっておりますとツーフレーズを知っていれば勤まります」と演説、議会軽視として追及され、大臣を辞任することになった。
FAQをばらした大臣は馬鹿だが、それを教えた役人が背後にいる。そちらのほうが問題である。木で鼻をくくったような回答で十分とする役人根性には呆れかえる。
木で鼻をくくったとは、無愛想で相手を小馬鹿にしたという意味だが、なぜ木で鼻をくくるんだろうと疑問がわく。もともとは、木で鼻をこくるのであって、紙じゃなくて木で十分と鼻をかんだことから、きているようだ。
木で鼻をくくるというと、なぜかピノキオを思い出してしまうのだが、ピノキオとは関係がないようである。
ついでのジョーク
わたしの好きなジョークをひとつ。ちょっと大人向き。教養がないと理解できないぞ。
裸の美女がピノキオの顔のうえにまたがって言った。
「ねえ、ピノキオ。もっと嘘をお突きなさい」
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