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2012年4月30日 (月)

お喋りライブショー  彦いち、山田雅人、松元ヒロ

 昨日の夜は、「しゃべり渦」に出かけた。

 下北沢の小ホール。百人も入れないほど狭い。座席は段差のある路肩にクッションを敷いたようなもので、座りにくい。ただしヒョイと跨げるので、座席の移動には便利。

 出演者は、林家彦いち、山田雅人、松元ヒロの三人。それぞれが三十分程度、喋りまくるというスタンダップトークショーである

 彦いちは、羽織姿ではなく、普段着のチノパン姿。噺家のスタンダップトークも悪くない。

開演直前に地震があった。で、マクラは地震の話。去年の大地震のときはちょうど高座に上がっているときだった。そのとき、皆さん、携帯電話をオンにしてくださいと叫んだそうだ。オフじゃなくオンである。本題は、ジャッキーチェーンの息子のトーク。新作である。ただし発展途上、こなれた内容とはいえない。

 

続いて山田雅人。この人はテレビでの露出率が高いのでご存じであろう。ただし、突然出会うと名前が出てこない。それをネタにする。大阪のおばちゃんとすれ違うと、首を傾げながら「アンタ、誰?」と訊きにくるそうだ。おばちゃんは直截的だものね。

笑ったのは、ホールでのトイレのエピソード。休憩中は女性トイレに列ができる。男性トイレに入ったら、おばちゃんが出てきて、眼があった。そのとき、おばちゃん、「今だけ、おっさん」と言いわけのひとこと。いかにも、ありそう。 本題は「鶴竜物語」。大関になった鶴竜の出世物語である。

 最後は、松元ヒロ。先月末から四日間、紀伊国屋ホールでソロライブがあった。いずれかで観に行こうと思っていたが、前売り券はどの日も完売だった。へー、けっこう人気なんだ。

 トークは、画家・石井一男に魅せられたという話で、神戸のギャラリーに個展にでかけたときのことを面白おかしく、パントマイムをまじえて語った。

 石井一男なる画家は知らなかった。後で、ネットで検索してみた。絵も載っていて、ああ、こういう画風かとわかった。たしかに魅力的な絵である。一瞬、ルオーを連想した。優しい温もりが伝わってくる。香月泰男にもタッチが似ているが、香月が厳寒の星空を連想させるなら、石井は木漏れ日のような印象を与える。そんな絵である。

 それはともかく、松元ヒロの熱演ぶりはすごい。汗だくで観客をひきつける。しゃべり方が、マルセ太郎に似ていることに気づいた。そうだ、マルセ太郎はこんなしゃべり方だった。ヒロはマルセの弟子だから似てもおかしくないか。

 ついでのひとこと

 小ホールでのライブショーだから、差別用語や放送禁止用語が出てきてもおかしくない。とくに松元ヒロは政治批判を得意とするからテレビ放送向きではない話となるところだが、今回はその手の話は一切なし。

三人ともテレビで放映してもおかしくない内容だった。おだやかだった。もっと過激でもいい。どうせ、その場限りのライブなのだから。

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