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2012年6月18日 (月)

じゅげむ落語会 志の春に注目!

昨日(日曜日)、成城の落語会(そうだ じゅげむをきこう)に行ってきた。

今月は立川流の若手、二つ目になって間もない四人の会である。驚いたのは観客数。いつもより倍以上の入りである。日曜日だったこともあるが、出演者の親類や友達が駆けつけたようである。私の隣に座った女性から「春吾は甥です。よろしく」などと声を掛けられた。

同じ立川流といっても師匠は違う。志の春は志の輔の弟子。二つ目になるのに八年かかったとか。春吾は談春の弟子。二つ目昇進にあたって春太という名を春吾に改めた。談吉は談志の弟子だったが、いまの師匠は左談次になっている。吉笑は談笑の弟子。前座一年半というスピード出世である。

 演目は次の通り。今回は初めて聴く噺もあった。

 吉笑 「狸の恩返し過ぎ」

 春吾 「二十四孝」

 談吉 「よかちょろ」

 志の春「お父さんの約束」

吉笑のマクラ。師匠の稽古がきつい、月に一度もある、昼は師匠の手作りのピザを食べ、ゲームをやって、ようやく終わる。どこがキツイか(笑)。

吉笑の「狸の恩返し」を聴くのは二度目である。持ち時間も前座当時に比べればあるので、丁寧にやった。前回よりもうまかった。成長しているということか。間のとりかたが師匠に似てきた。狸の恩返し過ぎとは、過剰な恩返しになるというのでこういうタイトルをつけたのだろう。

春吾の「二十四孝」は初めて聴く噺。親孝行がテーマ。親が鯉を食べたいというので冬の池に行ったら凍っていた。氷の上に腹ばいになって氷を溶かして鯉を獲った。タケノコが食べたいので竹やぶに行ったがタケノコは生えていない。泣いて拝んだら地面がむくむくと盛り上がってきたとか、そんな噺である。掛け合いは落語らしく面白いのだが、途中、単調となってダレる。これは演者のせいか。

春吾の売りは、なんといってもキリリとした顔。さわやかなイケメンである。それだけで人気は出るだろうな。自称、落語界の氷川きよしとか、夜明けのジュリーとかいるけれど、それよりぐっと二枚目である。

談吉のマクラは新師匠の左談治の話題。なにせ酒飲みの酒乱、夜明けまでつきあわされる。カラオケでは軍歌。これを聴かされるのがつらいと笑わせる。で、演目は「よかちょろ」。談志得意の噺である。声の通りがいいのはよいのだが、どこか違う。談志をそっくりまねているが、もう少し崩して談吉風のよかちょろにしてもよかったのではないか。

談吉は談志最後の弟子で、身の回りの世話をした。弟子で死顔を見て弔ったのは談吉だけである。それは談志と談吉師弟のエピソードとして記憶しておいてもいい。

トリは志の春。自作の「お父さんの約束」である。渋谷のハチ公前で娘と待ち合わせをするが娘は遅刻。小言をいう。ここからお父さんの会社生活のおもしろさが語られる。そのあと、娘から、妊娠した、結婚したいという話を持ちだされる。

うまい! よくできた噺で、オチも気が利いている。さすが志の輔の弟子。「みどりの窓口」とは言わないけれど、紋切り型なストーリー展開であっても、工夫が散りばめられており、爆笑の場面も多い。面白かった。前座修行の長さが無駄になっていない。けっこうでした。

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