いま面白い!現代落語家
『落語手帳』という手帳サイズの落語ガイドブックが発売された。
その中で、評論家の広瀬和生さんが、いま面白い、聴きたい落語家をリストアップしている。
名前を挙げると、柳家小三治、立川志の輔、立川談春、柳亭市馬、柳家喬太郎、桃月庵白酒、春風亭一之輔、春風亭昇太、三遊亭白鳥、立川志らく、立川談笑、橘家文左衛門、三遊亭兼好、柳家三三、柳家花緑、柳家さん喬、柳家権太楼、古今亭志ん輔、柳家喜多八、瀧川鯉昇、三遊亭歌武蔵、林家彦いち、春風亭百栄の23人である。妥当な人選である。
さて、あなたは23人のうち、どのくらいご存じだろうか。
落語に関心がない人には馴染みがない名前が多いと思う。この中で、名が知られているのは、小三治(むかしはけっこテレビに出ていた)、志の輔(「ためしてガッテン」の司会)、昇太(「笑点」メンバー)、家禄(ときどきテレビに出る。小さんの孫)ぐらいか。あとは知らない人が多いのではないか。
七十歳代は小三治のみ。超ベテランは外したということか。人気番組「笑点」のメンバーでは昇太だけ。これはうなずける。(昇太以外で、入れてもいいのは林家たい平ぐらいだ)
立川流四天王(志の輔、志らく、談春、談笑)は全員入っている。「あったか落語」の三人(市馬、鯉昇、兼好)は入っている。SWA(説明は省く)メンバー(昇太、喬太郎、彦いち、白鳥)も入っている。わたしの好きな四天王(志の輔、市馬、喬太郎、権太楼)も入っている。それにつづく文左衛門、一之輔、白酒なども入っている。文句はない。
広瀬さん好みの、こしら・きつつき・馬るこは入れていない。伸び盛りの若手、まだこれからということで選から外したのだろう。
ということで、上記23人のメンバーが入った落語会があればぜひ聴いていただきたい。はずれはないと断言できる。「笑点」メンバーを腐すつもりはないけれど、あれよりうんと上手い噺家がたくさんいると思っていただきたい。
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