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2012年11月17日 (土)

てっぺんのハゲ

自民党総裁に返り咲いた安部晋三が変わった。政治姿勢ではなく、髪型が。

昔に比べ、髪がふさふさとしている。カツラではなさそう。これはたぶん、なんとか増毛法ってやつではないかという結論に達した。鳩山さんもそうだな。酒席での戯れ話である。
 政治家は若々しくなくてはならないと思いこんでいる。若さがないと票にならないという恐怖感がある。老醜を感じさせないようにしなければならない。まずは髪型である。白くなった髪を染める。薄くなれば、残りの毛で蓋う。さらに増毛とか植毛とかに手を出す。あるいはカツラである。
 テレビに映る代議士を見ていただきたい。六十歳以上の人ならほとんどが染めたり、増毛をしているのではないか。大半が黒い。あまり髪に気遣っていないのは輿石さんぐらいか。でも、染めてはいるよな。
 テレビに出てくるアナウンサー、俳優、歌手などは見た目が肝心と、髪型に気遣う。年をとれば髪が薄くなったり、白髪となるのは致し方ないと思うけど、本人は気遣う。バンダナであたまを包んだり、帽子をかぶったり(いかなるときも脱がない)する。そしてカツラだ増毛だとなる。むりに若づくりをしないほうがいいと思うが、なんとしてもハゲは隠したいと考えているのだろう。老いを見せない。それはそれでいいのだが、やりすぎれば滑稽に映る。あの監督、あの歌手、あの司会者、あの俳優と、カツラ族のヘアースタイルが浮かんでくる。こういう人たちをムリ若丸という。
 これがナツメロ番組になるとさらにすごい。七十、八十を過ぎた歌手がたっぷりのテカテカ黒髪で出演する。本人は若く見られたいのだろうが、滑稽に映る。むりに若づくりをすることもないのにねえ。さらに、ボイス・トレーニングも受けていないのか、音程はずれる、声量もない。うーん、無残!

人のことはいえない。私もてっぺんが薄くなってきた。池上彰さんほどではないけれど、地肌がみえる。あきらめはてっぺんの禿のみならずやのクチである。まあ、しょうがないわな。

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