レッド レッド にんじんレッド 万福寺人参品評会
今日は、万福寺人参の品評会があった。万福寺人参とは、川崎市麻生区近辺で栽培されているごぼうのように長い人参である。正式名称を万福寺鮮紅大長人参という。とにかく長い。うまく育つと1メートルぐらいになる。そんなに長いって嘘でしょと思われるかもしれないので写真を紹介しておく。品評会での光景である。
この長い人参は、ふつうの人参より赤い。鮮紅である。甘く、糖度も12度ぐらいある。香りも強い。戦後、このあたりではたくさん作られ、全国農産物品評会で5年連続全国一になったこともある由緒正しい名品である。ところが、手間が掛かるわりには収益が少なく、さらに都市化の波もあり、ほとんど作られなくなってしまった。いわば幻の人参となってしまった。
それを復活させようと有志が立ち上がり、小さな栽培運動を続けてきた。といっても農業としては商売にはならないので、家庭菜園レベルにとどまっているが、少しずつ栽培する人も増えてきた。
7月頃タネを撒く。長くなるので畑は深く耕しておかねばならない。発芽率もわるい。間引きも慎重に行わなければならない。育成期間も他の人参にくらべ長く、収穫は5ヶ月後の12月になる。たいへん手間がかかる。だからうまく収穫できれば歓びもひとしおとなる。素人でもビギナーズラックでうまく育つことがある。ベテランでも失敗することもある。家庭菜園とはいえあなどれない。
品評会では、長さ、色、香り、形状などで評価され、優秀人参が選ばれ、表彰される。そのあと、万福寺人参をつかったさまざまな料理の試食会が開かれる。シンガーソング・イラストレイター兼ファーマーのよだつよしのミニコンサートがある。12月23日の恒例行事となっている。
ところが、今年は別予定があり、品評会のみ参加、試食会には参加できなかった。残念。
例年、7月にはタネが売り出される。そのタネを家庭菜園をやっている知人に配っている。
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とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
投稿: 履歴書の転職 | 2013年4月15日 (月) 12時06分