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2013年1月27日 (日)

「新ニッポンの話芸」  トークが見逃せない。

こしら・馬るこ・きつつきの「新ニッポンの話芸」(成城ホール)に行ってきた。あいかわらず客の入りが悪い。半分ほどの入り。おもしろい落語会なのにね。

演目を紹介しておく。いずれも古典の定番である。

鈴々舎馬るこ    鮑のし
立川こしら      初天神
三遊亭きつつき  井戸の茶碗

今回は、それぞれが演じた後のトークについて記しておきたい。ニッポンの話芸のプロデューサーである評論家の広瀬和生さんと三人のトークショー。これが楽しみで落語を聴きに来ているファンもいる。
 ちょっと笑ってしまったのは(笑っちゃいけないが)、広瀬さんが風邪で体調が悪いとの話が冒頭にあった。先日、柳家喬太郎がひどい声だったことは25日の当ブログで書いた。広瀬さんとのトークがあったが、その時に移されたのかもしれない。

このトーク、三人の立ち位置が固まりつつある。キャラというか役割である。こしらはいじられ役、馬るこはまとめ役、きつつきは傍観者といったところ。そのキャラがほどよくミックスされているので、トークにリズムがあって、笑いを呼ぶ。

その中から印象に残ったことをいくつか。こしらに野末珍平ネタがあるが、立川談春ネタもある。談春はチンピラだと言う。これがツィッタ―などでささやかれ、それが談春の耳にも入る。談春のこしらに対するコワモテぶりがさらに増幅されていると、おもしろおかしくしゃべる。談春が目を剥き、鼻の穴をふくらませているシーンが浮かぶ。次回の談春ネタを期待したい。
 馬るこはまじめなエンターテイナーと映る。仕切り屋でもある。汗をかきながら、話をまとめよう、まとめようと努めている。これがかわいい。
 きつつきは傍観者といおうか、ことばは少ない。振られても頓珍漢な応答もある。いや、ちょっと考えごとをしていたのでと言いわけをする。これが嫌味ではなく、おとぼけのキャラとなる。
 きつつきはこの3月に真打になる。名前も改め、四代目三遊亭萬橘(まんきつ)となる。当人は、橘快(きっかい)と考えていたのだが、師匠から萬橘を襲名するよう言われたそうだ。初代萬橘は「へらへら萬橘」とも呼ばれた人気者で「明治の寄席四天王」の一人である。名跡である。そりゃ、「奇怪」より「満喫」のほうがいい。

来月は19日(火)。次回で最後になるかもしれない。ぜひ、満員になることを期待したい。

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