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2013年1月 1日 (火)

おみくじは大吉だけど。

 あけましておめでとうございます。

 昨年、映画館や落語会にどのくらい足を運んだか調べてみた。予想どおり、週一だった。そのベストワンを選べば、映画は「ジョルダーニ家の人々」になる。なにせ上映時間は6時間以上の長尺。それだけに印象に残るし、退屈もしなかった。ベン・アフレック監督の「アルゴ」もリストアップしておきたい。
 落語は柳家喬太郎の「死神」。これは田中泯とのコラボの落語である。笑いは少ないけれど、しっかりとした構成で聴かせる内容だった。
 読んだ本では『

消えたヤルタ密約緊急電-情報士官・小野寺信の孤独な戦い』か。小説では『無罪』がかつての名作『推定無罪』を超える内容だった。海外ミステリーでは『解錠師』がナンバーワンになっている。これは未読。いずれ読もう。

ことしも映画と落語と読書。そうなればいいと思っている。

初詣に行ってきた。近くの氏神様に。いつもと違い、たいへん賑わっていた。おみくじを引く。大吉と出た。幸先がよい。

願望 気ながくすればととのう安心せよ」まではよかったが、それ以下は、「待人 来るのがおそい」 「失物 物にかくれて出ず」 「旅行 十分でない。控えよ」・・・・。これではまるでではないか。
 おみくじで思い出した。浅草の浅草寺のおみくじは凶が出やすいといわれる。3年連続で凶という人もいたとか。『東京トリビア』(東京新聞社刊)によると、浅草寺のおみくじは3割が凶である。これは昔から同じでどこもそうだったのだが、いつのころからか凶を減らす寺社が多くなった。おみくじを供給する会社に要請すればそのように手配してくれるのだそうだ。なかにはお正月は凶はなしという寺社もあるとか。いい加減なものだ。その中で浅草寺は昔からの伝統を守っているのだから、えらい!
 大吉であっても、いいことばかり書いてあるわけではない。逆に、凶であっても、悪いことばかり書いてあるのではない。「恋愛 あわてず心をつかめ」などと書いてある。風水でも、方角が悪いと出ても、こうすればよい、吉に転じるであろうなどとするのが普通の見立てである。

凶ならば、おみくじを境内の木の枝など所定の場所に結んで帰るという習慣があるが、そうしなくてもよい。むしろ持ちかえってじっくり読んだ方がいいそうだ。次におみくじを引いたときに前のものを結んでくるのが礼儀である。

で、どどいつをひとつ。

 占いも みんな外れて おみくじさえも 待ち人来たると 嘘をいう

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