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2013年2月 3日 (日)

もうすぐ春だよ、喬太郎!

昨日、先週に続き、柳家喬太郎の会に行ってきた。「もうすぐ春だよ、喬太郎!」とタイトルがついている。寒さが続く中、気温はぐん上がって、春のよう。場所はエポックなかはら(武蔵中原)。先週の喬太郎はひどいガラガラ声だった。咽はどれほど回復しているのだろうか。
 演者と演目をまず挙げておく。

三遊亭わん丈      子ほめ
柳亭こみち        鮫講釈
古今亭志ん陽      風呂敷
柳家喬太郎       幇間腹
中入り
森本のり・松本優子  お囃子
柳家喬太郎       うどん屋

落語の演目はいずれも定番ネタである。中入り後のお囃子について少々。

 高座で、お囃子を演じるのは珍しい。恩田えりがおしゃべりをしながら三味線という舞台は観たことがあるけれど、いつも裏方の三味線奏者が高座に上がることはまずない。こういう一席があってもよい。お二人は落語協会と芸術協会のベテラン奏者。小三治や権太楼をはじめ先代小さんや談志などの出囃子を演じる。志ん朝の「老松」も聴けた。太鼓は前座のわん丈。入門してまだ9か月だそうだが、長くバンドをやっていたというからバチさばきは手慣れたものである。いちばんうけたのは松本優子の「イン・ザ・ムード」。憶えるのにずいぶんてこずったという。誰の出囃子だ?
 司会はこみちが務めた。いつものように「奴さん」をきりりと舞った。妊娠7カ月だそうだ。こみちが結婚したのは3年ほど前。あれからいつ子どもができるのだろうか、つくらないつもりなのかと気にしていた(オレが気にするようなことではない)が、まずはめでたいことである。旦那は漫才師の宮田昇である。ついでであるが、こみちは「女装した萩原流行」と自称していた。確かに似ている。

 喬太郎の二席はいずれも得意ネタである。声の調子は、ほぼ戻りつつある。よかった。でも、いつものようなマクラではなかった。鉄道ネタをちょっぴりで済ませた。喬太郎がどんな落語家なのか(当節きっての爆笑系人気噺家)知らない観客が大半なので、マニアックな話題は避けたようだ。
「幇間腹」も「うどん屋」もなんども聴いているが、なんど聴いても愉快である。名人芸といってよい。今日は、アドリブのギャグを入れることが少なかった。
 落語にはそばやうどんを食べるシーンがある。「時そば」ならそばらしく、「うどん屋」ならうどんらしく食べなければならない。その区分をきっちり演じるのが芸である。喬太郎はうまい。さすがである。うどんらしく食う。下手な若手落語家の中にはそばをラーメンのように喰うやつもいる。喬太郎を見習ってほしいね。

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