江の島は ネコとトンビと キンメダイ
江の島に行ってきた。猫の首に鈴を付けに。防犯カメラに猫の首に鈴をつける男が映っていたらワタシです。ウソです。
「江の島歌舞伎フォーラム公演」というイベントがあるので江の島に出掛けた。小田急の駅で歌舞伎公演のチラシを見て、なんとなく見てみたいと思い、チケットをとった。江の島は二年ぶりぐらいか。遠隔操作ウイルス事件の犯人がネコに首輪をつけたということでけっこう人気スポットになっているということで、ついでにネコも眺めてきた。
「江の島歌舞伎フォーラム公演」は今回で6回目とある。江の島と歌舞伎は密接な関係にあるらしい。よく知らないけど。弁天小僧が江の島生出身ぐらいの知識しかない。
公演は盛りだくさん。中村獅童と鈴木治彦の対談。「助六」の化粧(隈取)と着付けの実演、そして踊り。仮名手本忠臣蔵の三段目の朗読歌舞伎。刃傷の場面ね。そして歌舞伎「あんまと泥棒」。公演時間は、途中休憩があるものの4時間に及んだ。長かったけど、バラエティーに富んでいて面白かった。無名の俳優(こちらが知らないだけだが)でもうまいものである。
助六の化粧と着付けは面白かった。こういうふうに着付けをするのだということがわかった。踊っても帯は緩まず、乱れもない。プロの技である。
さて、江の島といえばトンビである。天空にトンビが何羽も舞っている。これが人の食べ物を横取りする。かつて、マックのハンバーガーを見事にかすめとるシーンを目の当たりにしたことがある。すげえ! トンビ、賢いじゃないかと感心した。
江の島では上空を見ながら弁当やバーガーを食べるのが当たり前となっているが、これを知らない観光客も多い。今回も、歩きながらハンバーガーを食べている男を襲うトンビに出くわした。見事にバーガーのパテ(肉)の部分をかすめとった。うまいものだ。
食堂ではシラスのメニューがいっぱいあった。いまがシーズンである。シラスは昨日も食べたので、昼食はキンメダイの煮付けにした。
ということで、一句川柳が浮かんだ。
江の島は ネコとトンビと キンメダイ
さして面白くもないか。
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