「無声映画と音楽の午後」 昭和音大の大ホール
ゴールデンウィーク期間中、新百合ヶ丘では「しんゆり芸術祭」が催される。クラッシック、ジャズなどのコンサート、演劇、バレエ、能・狂言、落語など多彩なイベントが企画されている。
プレ・イベントとして今日20日、「無声映画と音楽の午後」と題する企画が昭和音大「テアトロ・ジーリオ・ショウワ」で開催された。
テアトロ・ジーリオは本格的なオペラ公演もできる大コンサートホールである。今年は三部構成で、日本映画大学の学生が作った映画の上映、佐藤忠男と柄本明の対談、チャップリンの映画上映・演奏となっている。
一昨年、ここで「ハロルド・ロイドの用心無用」を観た。これがおもしろかった。90年ほど前の無声映画であるが、時代差を感じさせないほど出来のいい映画だった。この映像にあわせて、生のオーケストラがサウンドトラックのように演奏する。作曲も演奏も昭和音大の学生・OBであるが、ハイレベルな内容で、すっかり気に入ってしまった。素晴らしかった。
その延長。ことしは「チャップリンのカルメン」である。100年ほど前に作られた映画。映画自体はたいした内容ではなかったが、曲・演奏はよかった。ビゼーのモチーフを活かしながら、コメディタッチに仕立ている。演奏を聴きながら画面を観るということなのだが、目より耳が勝った。
あっという間に終わってしまった。上映時間31分。もういちど演奏だけでも聴きたいほどだった。学生の熱意が伝わってきた。
対談のゲストは柄本明。すげえ、ラフな服装で登場した。それはさておき、なぜ柄本が対談相手なのかというと、日本映画大学の学長でもあった今村昌平監督作品の「うなぎ」や「カンゾー先生」に出演しているからである。「うなぎ」は、今年のしんゆり芸術祭の中でもアルテリオ映像館で上映されることになっている。「カンゾー先生」では主役を演じた。走ってばかりいる医者の役だった。
ひょうひょうとした役柄から、おっかない不気味な役柄までこなしている柄本明だが、対談からもどんな役柄でもオーケーという役者魂のようなものが感じられた。本人は台本を読むだけと語っていたが・・・。
この9月には李相日監督の「許されざる者」がロードショー公開される。イーストウッド監督作品のリメイク版で、柄本はそれに出演している。どの役なのかは知らないけれど、どんな作風になっているのか、ちょっと楽しみである。
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