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2013年4月25日 (木)

「恋」は明鏡が進んでいる

4月14日の当ブログで、映画「舟を編む」の中の「恋」の語釈について触れた。「恋」の語釈が映し出されるシーンは数秒だったので読みとることができなかった。あとで、映画のチラシを読むと、それが紹介されていた。なんだ、先に読んでおけばよかった。
ある人を好きになってしまい、寝ても覚めてもその人が頭から離れず、他のことが手につかなくなり、身悶えしたくなるような心の状態。成就すれば、天にものぼる気持ちになる。
 身悶えである。天にものぼる気持ちである。

 同じチラシには、各社の辞書の語釈が紹介されている。それぞれが違うのだが、恋の対象が異性としているものとそうでないものがあることに気づいた。
 おなじみの新明解は「特定の異性に深い愛情を抱き・・・」。集英社は「異性に思いを寄せること」。岩波(広辞苑)は「特に、男女間の恋慕の情」。旺文社は「特定の異性に強く引かれ・・・」。小学館(大辞泉)なども同様である。
 新潮社は微妙だが、「人、特に異性に、情を寄せること」とある。 大修館(明鏡国語辞典)は、対象が異性だけでない立ち場をとっている。「特定の異性(まれに同性)を強く慕うこと」とある。
 恋の対象は異性だけではない。同性愛もある。性同一性障害もある。ならば、かっこ付きだが、「まれに同性」という表現が最先端を行く語釈になる。
 ま、意見はさまざまだろうが、明鏡国語辞典のような語釈もあるということは憶えておいてもよい。

ところで、辞書編纂者を描くドキュメンタリーが放送される。29日午後11時15分から、NHK BSプレミアム(3チャンネル)で。タイトルは「ケンボ―先生と山田先生~辞書に人生を捧げた二人の男~」。
 当ブログでもしばしば名前の出てくる見坊豪紀さんと山田忠雄さんの二人である。「見坊に事故有り」といったあたりのことが描かれているのかもしれない。
 楽しみだけど、遅い。ビデオ予約しておこう。

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