どの宗教が安心か
養老乃瀧が創価学会系というコメントをいただいた。それは知らなかった。だから、どうってこともない。
わたしはノンリリである。ノン・リリジョンね。家系は曹洞宗だけど、般若心経がソラで唱えられない。門前の小僧に劣る。非宗教の意識が強い。
創価学会で思い出したことがある。学会員の葬儀は友人葬で執り行われる。僧侶がいない。友人がお経をよむ。なかなかいいものである。
というようなことを話したら、ある人から「おまえ、香典は受付に置いてきただろう。あれはダメだ。香典はすべて学会に行っちゃう。本人(遺族)にそっと渡さないといけない」と言われた。へー、そうなのかと驚いた。ほんとうにそうなのだろうか。わからない。次回、学会系の葬儀に参列するときは直截手渡しでと思っているが、その機会はない。
宗教にはトラブルが多い。オウム事件はその象徴だが、多くの人はわけのわからない宗教には警戒心を抱いている。その一方で、簡単に入信する人も多い。説得の技術や折伏力に優れているからであろう。そのため、散々な目に遭うこともある。
そこで、こんな宗教はいやだ を考えてみた。ビートたけし風に。①教祖がキムなんとかに似ている。②教祖に壇蜜ふうの愛人がいる。③高価な壷や数珠を買わせる。④教祖以下幹部が酒乱である。⑤いきなり聖水を飲ませる。⑥入信日から千日行が始まる。・・・・いくらでも出てくるけれど、もうすこしまじめに、安心して入信できる宗教のチェックポイントを考えてみた。参考に願いたい。
1.金がかからない。お布施、寄進(上納金)、グッヅなどの出費が年収の5パーセント以内であること。数珠や壷を高値で買わせるような宗教はおかしい。
2.脱会がたやすい。やめますといって簡単にやめさせてくれる宗教は悪くない。また気が変わったら来てくださいというのが正しい宗教である。入信するときに確かめておきたいけど、むつかしいかもしれない。
3.他宗教の悪口を言わない。他宗教の行事に参加しても嫉妬したり、叱ったりしない。キリスト教徒でもないのにクリスマスを祝うとか、神社に初詣をするとか、全然構わないのが成熟した宗教である。
4.恐怖による支配をしない。信心が薄いから病気をするとか、悪霊が憑いているなどと脅かすようなことはしない。
そのほか、布教にノルマを課さないとか、現世御利益を前面に押し出さないとか、ボランティア活動に熱心であるとか、挙げられる。
要するに、入口も出口も広いということである。ユルイ宗教がいい。
« ザ・きょんスズ 喬太郎は話芸の達人 | トップページ | 「舟を編む」 好感がもてる映画。 »
「世事・世の中」カテゴリの記事
- 「ヒマラヤ杉は知っている」(2025.06.02)
- うさぎはキリギリス(2025.05.31)
- 議会制民主主義のゆらぎ(2025.05.29)
- ささいな便利さの総和(2025.05.25)
- 深川界隈 転倒(2025.05.15)
コメント