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2013年6月20日 (木)

 アホノミクスを遊ぶ

 このところ、株が乱高下している。昨日は日経平均で260円ほどあがった。今日は230円ほど下落した。ちょっと面白い。一喜一憂している人も多いかと思う。

 株といえば、いっとき株式評価の仕事をしたことがある。買収や売却の際、株価を決める必要がある。上場企業なら問題はないが、非上場の場合株価をどう評価するかがポイントとなる。(担当したのは、非上場の中小企業ばかりだったから、買収といっても、ニュースになるような案件ではなかった)
 評価法は、純資産方式、類似上場企業法、ディスカウント・キャッシュフロー法などいろいろある。個別に説明すると長くなるのでしないけれど、結果として、どれが妥当かというと、純資産方式だった。利益とか将来性は、重視するとしても、評価にはカウントしない方がよい。なぜかといと、将来はわからない、為替などに左右され利益が大きくぶれることが多かったからである。
 純資産方式とは、純資産を精査(ディーデュリジェンス)して株価を決める方式である。精査とは不動産価額の洗い替えや不良資産・債権などのチェックである。

 上場企業の株価評価の際、PERとかPBRという指標がでてくるのはご存じであろう。精査をせずに単純に純資産から株価を評価する指標がPBR(株価純資産倍率)である。理屈からいうとこれが限りなく1に近づくはずである。ところが実際にはそうはならない。評価が高ければ(将来伸びると判断すれば)、1より高くなる。1以下ということはあり得ないのだが(1より下なら自社株買いをした方がいい)、現実には下まわる株式も多い。利益から見る指標がPER(株価収益率)であるが、PBRの方が現実的な指標と言いたい。

 こうした評価から見て日本の株価はひどく低かった。日経平均が8000円を割るなんてことは理屈から言えばありえない。リーマンショック以前の半分である。不当に評価されていたと言ってよい。ということは、なにかをきっかけに回復することは当然あったということである。
 総選挙を機に一気に株価が上昇した。それをアベノミクスだのと騒いでいたが、なにかやったわけではない。アベノミクスだろうが、アホノミクスだろうが、あるいはジェジェノミクスだろうがなんでもよかった。後出しジャンケンのようでいやなのだが、12000円ぐらいにはなると周りには語っていた。予想が当たったのではない。PBRとかPERを考えれば当然のことである。
 で、この乱高下、どうなるかであるが、ワカリマセン。上がるかもしれないし、下がるかもしれない。株価は「美人投票」のようなもので、理屈通りにはいかない。巨大投機筋の思惑によってどうにでもなる。
 どうにでもなるとは、こちらにとっては振り回されるだけのことだ。だけども止めろとは言わない。株は賭けである。賭けは楽しい。手すさび程度に遊ぶのはいい。手すさび程度とはどのくらいかと訊かれた。まあ、手持ち資産の1割ぐらいかなとテキトウに答えた。株で人生を棒に振るとか、大損して窮屈な生活を強いられるなんてのはバカらしい。

  ということで、出口近くで、アホノミクスを遊ぶのがよいのではないでしょうか。

  前にも書いたが、賭けの唯一の必勝法は勝ち逃げである。

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コメント

確か植草さんが去年、今が株価は底だから、来年は何もしなくても上がると言っていましたね。だから野田も、あと少し待てばあれほどみじめな敗北を喫しなかっただろうに、何を狂ったのか、それとも隠れ自民の最後のご奉公として自爆選挙を敢行したのか知りませんが、民主党にとって最悪の時期に総選挙に突入したわけです。まあ民主党がどうなろうと知ったことではありませんが、そのあとが安倍とか維新では、日本も本当に救いがないですね。「賭けの唯一の必勝法は勝ち逃げである。」これは全くその通りですね。あと一つ言えば、まったく話題にもなっていない時に買っておけばいうことないのですが、これは結構難しいし、忍耐もいりますね。まあ先の短い年寄りには、今更ということでしょう。

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