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2013年6月 5日 (水)

 立川談笑 この落語家を聴け!

 ワールドカップ最終予選の真っ最中に落語会に行ってきた。この日にオーストラリア戦があるとはチケットを買う段階では知らなかった。知ってたら買わなかった、かもしれない。
 談笑を聴くのは久しぶりのような気がする。調べてみたら4月に聴いている。それほど間があったわけではないけれど、気分としては久しぶり、待ってました! である。
 今回はネタだし(演目が決まっている)をしている。演目は「堀の内」と「天災」。「堀の内」は落語にはしばしば登場する粗忽者、そそっかしい男の噺。「天災」に登場するのは短気で喧嘩ばやい男。心学者から禍も天災と思って諦めよと諭されるのだが、という噺で、談志が得意とした。
 いずれもポピュラーな古典噺だが、それをストレートに演じないのが談笑。広瀬和生さんはそれを「改作魂」と呼んでいる。

毎回、おなじようなことを書いても面白くないので、その内容には触れない。落語はライブに限るということを書いておきたい。落語は小ホールで生で聴くのがよい。観客は二百人以内が理想である。その場の雰囲気(客層とか客の反応状況)によって落語家の演じ方も違ってくる。それがおもしろい。もちろん当たり外れもあるのだが、おなじみの噺を誰もが同じように演じてもおもしろくはない。場の雰囲気を感じながら、即興でギャグをつっこんだり、とてもCDには出来ないような内容に触れたりする意外性がおもしろいのである。ホールの中だけなら、差別用語も許される。新興宗教の悪口を言っても騒ぎになることはない。今回もテレビならピーとマスキングされることばがいくつもとびだしたが、それもギャグのうちである。

ところで、インタビューの中で、談笑は「慶安太平記」をやってみたいと語っていた。談志の得意ネタで、CDで聴いたことがある。落語というより講談そのまま。笑いは少ない。これを爆笑落語として改作したいというのだ。ぜひ、聴いてみたい。

ついでのひとこと

落語の話題ではなく梅雨の話。梅雨入りしたのに「梅雨の中休み」が続いている。「梅雨の中休み」という表現は変である。梅雨入りしたのに梅雨前線はたちまち南下した。つまり宣言を早まってしまっただけのことである。中休みとは、ぐずついた天気が続いたあとで晴れた日があるときを言うのであって、このところの晴天を表現するのはおかしい。先週の雨は「梅雨の先ぶれ」ぐらいの表現の方が正しい。
 おなじように梅雨明け宣言のあと、梅雨前線が南下して、雨になるときがある。かつてはそれを「もどり梅雨」と呼んでいた。なに、間違えて、宣言を早まっただけである。で、気象庁は風当たりを避けるため、表現をあいまいにした。「梅雨明けしたものと思われる」などと言うようになった。あるいは、何日に梅雨明けしていたと後出しじゃんけんのように発表する。これでは宣言とはいえない。
 おそらくそういうふうに発表すると思われるので、梅雨明けが7月のいつ頃になるか、日本語表現の面からも楽しみである。

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