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2013年6月 1日 (土)

ピロリ菌は悪玉か

検診のおり、ピロリ菌検査をやったことがあるかと訊かれた。やったことはないと返事したところ、では、ついでにやっておきましょうとなった。ピロリ菌の検査は簡単で、尿検査でわかる。
 翌日、病院に電話をすると、ピロリ菌がいました、暇なとき来てください、一週間ほど薬を飲めば駆除できますからと言われた。ふーん、ピロリ菌などいないと思っていたのに。

ピロリ菌はそれほど悪い菌なのだろうか。軽い胃炎はあるものの胃の調子が悪いわけではない。もちろんガンでもない。どうしようかと思ったけれど、病院に行くことにした。薬を7日間飲めばいいだけだ。
 ところが一回に飲む薬は三種類で6個と予想外に多い。抗生物質が二種類(カプセル3つと錠剤2つ)と胃酸を抑える薬。合計6錠を朝夕食後に飲む。めんどくせえ!

ピロリ菌が胃ガンを引き起こすとの説には疑いをもっている。そんなに悪い菌なんだろうか。たしかに胃ガンの患者の胃にはピロリ菌がいることが多いのは確かである。ただし因果関係が証明されたわけではない。相関関係はあるかもしれないが、原因がピロリ菌とはいえない。ピロリ菌がいなくても胃ガンは発生する。
 強酸の胃の中でピロリ菌が棲息できるのは、もっている酵素がアンモニアをつくり、それで胃酸を中和させるからだそうだ。ピロリ菌は酸を抑制しているとも言える。ピロリ菌を駆除すると逆流性食道炎になりやすい。ピロリ菌による胃酸抑制効果が薄れるからだろう。
 ピロリ菌は日和見菌ということも考えられる。ふだんは悪さはしない。あるいは、ピロリ菌にも幾つも種類があって悪い菌とよい菌がいて、よい菌はなにも悪さをしないのかもしれない。要するに、よくわかっていないのである。なのに駆除したほうがいいというのは変な気もするのだが。

駆除できたかどうかわかるのは二ヶ月後である。こんどは呼気検査で調べる。ピロリ菌を駆除すると、ひどい逆流性食道炎になることもあるという。いまのところひどい症状はでていないが、軽い胸やけの気配を感じることもある。
 かつてひどい胸やけになったことがある。大宰府では梅が枝餅を食べてなった。うな丼やカレーライスでもなった。炭水化物の過度の摂取が原因のようだ。
 すこしその兆候はあるので、饅頭とか炭水化物の摂取には気をつけている。

饅頭こわい、である。渋いお茶を飲むようにしている。

 それにしても、いつ感染したのであろうか。むかし? それとも最近?

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