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2013年8月22日 (木)

「パシフィック・リム」   TPP参加国でカイジューと戦う

 

「少年H」と「パシフィック・リム」、どっちが面白そうか。そりゃ、間違いなく「パシフィック・リム」でしょう。ということで、「少年H」はパスした。原作を読んでいることだし。

怪獣映画である。巨大生命体(英語でもカイジューと言っていた)が太平洋の深海から現れ、世界の各都市を次々と破壊した。人類は窮地に陥る。太平洋に臨む各国が最新テクノロジーを結集して、巨大兵器ロボット・イェーガーを開発する。イェーガーに乗り込んだパイロットたちは巨大生命体に立ち向かっていく。

いわば、ゴジラと鉄人28号の格闘。たわいもない怪獣映画だけど、その分、無邪気に楽しめる。菊池凛子と芦田愛菜が出ていることでも話題になっている。芦田愛菜は菊地凛子の幼いころの役で登場する。

設定が面白い。このカイジューはかつて地球に来たけれど、棲むには適さなかった。オゾン層の破壊と地球温暖化により棲むことが可能となり、今度は地球を乗っ取ろうとしている。カイジューの大きさはカテゴリー4とか5とかで表現される。ハリケーンと同様である。

現在の地球環境と重ね合わせているところが妙。タイトルの「パシフィック・リム」は、環太平洋という意味。ふーん、TPP参加国の英知を結集してカイジューと戦うと考えるのは、裏読みすぎるか。

さて肝心の戦いだが、これが極めて稚拙。ふつうの格闘である。何十年前の怪獣映画と変わらない。新鮮さはない。むしろ懐かしさを覚える。

菊地凛子は主役級である。目つきの鋭いところがよい。出演者の中に、ストイコビッチそっくりの俳優がでてくる。ちょっと笑ってしまった。名前は知らない。

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