わが苦情
阪神阪急ホテルグループで始まった食材偽装事件は、「実は、ウチでも・・・」と波紋が広がっている。業界ぐるみ。みんなで渡れば怖くないってわけか。
記者会見もひどかったがマスコミ記者のツッコミも不足していた。偽装ではなく単純な連絡ミス、コミュニケーション不足だったような言い訳には、「オタクの料理人は普通のネギと九条ネギの区別がつかないのですか」ぐらいのことは訊いてもよかった。私は区別ができないけど・・・。
「九条だけに、苦情はこなかったのですか」というギャグならすぐ思いつくのだが、これも聴かなかった。ま、おやじギャグだけどね。
問題になっていないけど、マーガリンをバターと偽る表示は、九条ネギより悪質である。
はなしは変わる。九条ネギで思い出した。沢田研二に「わが窮状」という歌(作詞)がある。知らない? 知らないでしょうね。ヒットしていないから。
こんな歌詞である。
この窮状 救うために 声なき声よ集え
我が窮状 守りきれたら 残す未来輝くよ
これ以上引用すると著作権に触れるのでやめておく。知りたい人はYouTubeで検索してください。
窮状というから、高齢者となり、人気も衰えた、コンサートにも人がこない、そんな内容かと思ったのだが、第九条のことだった。窮状と九条のことば合わせをしただけ。内容は九条のことだけで、窮状のかけらもない。ことばの意味のつながりはまったくない。アクセントが違うから、窮状から九条にうまく転換していくようなテクニックがあれば別だが、この歌詞ではわざわざ窮状と表現する意味はない。ただのダジャレ。こんなことでは九条は守れないぞ、と言っておこう。
ということで、わが苦情。ジャガバタならバターを使えよ! マーガリンは使うな!
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