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2013年11月16日 (土)

「清須会議」 名優たちの生き生きとした演技

 

 三谷幸喜監督作品である。

本能寺の変によって信長が殺され、織田家の跡目を誰が次ぐかの評定があった。柴田勝家(役所広司)は信長の三男・信孝を推す。羽柴秀吉(大泉洋)は次男の信雄(ノブカツ)を担ぎ上げる。両者が後見人となるため多数派工作(根回し)をする。

両者譲らず、結局は、次男でも三男でもなく、秀吉の変節と言おうか、思惑通り、長男・信忠(本能寺の変で死亡)の子・三法師に跡目が決まり、秀吉が後見役となる。これがおおまかなストーリーである。

天下の跡目争いだから実際の評定は切迫した雰囲気だったろうが、歴史的事実はどうでもよい。三谷流のドタバタお笑い芝居になっている。役者もいきいきとしている。演技を楽しんでやっているようにみえる。三谷監督の手腕なのか、役者の演技力なのか。

カンチャンのドラをツモってきたときのような役所広司の含み笑い。大泉洋の大げさでインチキくさいおとぼけ表情。佐藤浩一の煮え切らない顔つき。役者やのう。

それに比し、演技はともかく、鈴木京香(お市)、剛力彩芽(信忠の妻・待つ姫)の、お公家さんの奥方のような眉剃り、お歯黒メイクはキモイ。美貌が隠れてしまうのは気の毒だ。

儲け役は中谷美紀(寧)。百姓役だから奔放にふるまえる。はつらつとした演技が光る。名古屋弁というか尾張弁も愉快である。

 

 ついでのひとこと

前半、ちょっとだれる部分もあるけれど、コメディー映画だから、理屈抜きで楽しめる。素直にアハハと笑って、三谷ワールドを楽しめばよい。

こういう映画は時代考証などあまり気にしない方がよい。楼閣から望遠鏡で眺めるシーンがある。この時代、望遠鏡はまだ渡来していないのだけれどね。ま、いいか。

 

ひとこと文句を言うなら、ラストは予定調和に過ぎるんじゃないかな。秀吉に一泡食わせるようなエピソードがあったら、映画はぐっと締まると思う。

 

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