馬るこの「ありがとう落語会」
昨夜は、鈴々舎馬るこの落語会に行ってきた。馬るこはNHK新人演芸大賞を受賞した。成城ホールのお客さんからご祝儀をたくさんもらったので、そのお返しの落語会である。無料。かかった経費は馬るこがもつ。体型同様、太っ腹である。
ゲスト出演は、鈴々舎八ゑ馬、三遊亭わん丈、JETリンダ(ミュージシャン)、荒木巴(マジシャン)、春風亭一蔵といろとりどりである。馬るこ好みの芸人ということか。色物芸人は、異色、異端といおうか、キモイ系である。JETリンダは変態ギタリストということであるが、コメントは、やめておこう。
ちょっと面白かったのは、一蔵。「芝居の喧嘩」をやった。これが師匠・一朝とそっくり。たぶん直伝だとおもうが、ギャグ、間のとり方、客の反応に対するコメントなど、ほとんど同じであった。まあ、こうやって芸を磨いていくんだろうな。
馬るこは「あわびのし」。これは前にも聴いたことがある。古典噺であるけれど、ふつうにはやらない。ギャグと毒舌をふんだんに盛り込むのが馬るこ流。ぎゅうぎゅうに詰め込んだ幕ノ内弁当のような落語である。いつものことだけど、汗をぬぐうシーンが多い。
ということで、只というのもなんだから、馬るこのCDを買った。値段は安い。千円。「幇間腹」が入っている。おなかに鍼をするシーンがある。CDだからしぐさはわからないが、おおよそ想像はできる。
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