どんと焼き うきうきした気分
きょうは日曜日。近くの幼稚園の敷地内でどんと焼きがあった。
本来は旧暦の十五日にやるべきだろうが、旧は廃れ、新暦の十五日前後の日曜に行われることが多くなった。これは致し方ない。ウイークデーでは人手がない。来る人も少ない。伝統行事が行われるだけでもよしとすべきだろう。
この日はハレの日である。厳かで静かに過ごす正月に対し、明るくにぎやかな行事となる。たき火はパチパチ音を立てる。松飾りを焼き、無病息災を願う。子供たちは頭が良くなりますように、習字がうまくなりますようにと願いをかける。小正月、女正月とも言われ、主婦が家事から解放される日でもある。奉公人もうきうきした気分になる。あすは藪入りである。
日も暮れれば満月である。夜道は明るい。このあたりの感覚は旧暦でないとわからない。
落語の演目に「藪入り」がある。息子が帰ってくるのを楽しみにする親の気持ちを滑稽なほどたっぷり語る。このあたりが前半の聴きどころである。後半は行き違いが生じる。息子が大金をもっていることが判明する。盗んだ金でないかと疑うが、誤解だとわかって、最後はめでたしとなる。
行き違いの原因はネズミのしっぽだった。昔は、ペストの予防のためネズミ取りを推奨した。役所にネズミのしっぽを持っていくと、お金とくじがもらえた。息子が持っていたのはその懸賞に当たった金だったというわけである。
話を戻す。ヒトは火を見ると興奮する。たき火が好きである。放火魔ならずとも、ちっとうきうきした気分になる。
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