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2014年1月22日 (水)

ガリを切る  もはや死語?

 

 ガリ版を切る、あるいは簡略してガリを切ると言えば、中高年層ならその意味はわかる。若い層では知らない人が増えている。ガリ版が消えれば、そうなるのは当然である。

なぜ、ガリを切るというのか。あれは引っ掻くわけだから、切るはおかしいのではないかと、ぼんやり考えてきた。よくわからない。

 辞書で調べてみた。いや、辞書を引く前に、「切る」の意味がどのくらいあるか考えてみた。

 物理的にモノを断つ、傷つける、先頭にいく(テープを切る、風を切る、口火を切る)。分ける、解雇する、批判する、威勢よくふるまう(啖呵を切る、みえを切る)、混ぜる(トランプを切る)・・・。けっこうある。

辞書(新明解)を開くとさらに、十字を切る、下回る(十秒を切る)、回す(ハンドルを切る)などが載っている。

 ガリを切るにあたる意味や用例はないけれど、傷をつけるに含まれるのだろう。蝋の用紙を引っ掻いて文字を刻むののだから、切るとなる。とはいえ、ガリを切るぐらいは用例としては残しておいていいのではないかとも思う。

 ただしガリ版で引くと、そこにはちゃんと項目があるから、文句をつけるわけにはいかない。

 「ガリを切る」はもはや死語だろう。だからといってガリ版印刷のことは多く人が知っているし、文学作品にも登場する。ガリ版を切ることはなくなったとしても、それを調べてみようとする人は多いだろう。知らない人が調べるわけだから、小型辞典にも用例を載せておいたらと思う。

 

 むかしは一枚一枚ローラーで刷った。念のために説明しておくと、ローラーとはコロコロ掃除機のような形状をしている。そのうち輪転機が登場して、印刷のスピードが飛躍的に向上した。そのあとはどうなったか。確かな記憶はない。

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