「ウルフ・オブ・ウォールストリート」 ミュージカル映画のよう
たてつづけに映画を観た。「ウルフ・オブ・ウォールストリート」と「アメリカン・ハッスル」。いずれもアカデミー賞にノミネートされている。どっちがいいか。好みであるけれど前者に軍配を上げたい。
で、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」について一言二言。主演がデカプリオ、監督がスコセッシ。名コンビの作品である。
ブラックマンデーの後(日本では竹下さんが首相の時代)、ジョーダン・ベルフォートという証券マン(実在の人物)が、巧みな話術と抜け目のない戦略で大富豪にのしあがっていく。その人物を描いた作品である。
詐欺まがいの手口で未公開株を売りつける。もうけた金は湯水のごとく使う。社員旅行も豪華。コカインは吸い放題、セックスも仕放題というハチャメチャ仰天生活を続ける。
このあたり、胸の好くような軽快なテンポで描かれる。デカプリオがカメラに向かってしゃべりながら近づく。カメラは後ろに移動しながらそれを撮る。大勢の社員の前で、弾ける演説をするシーンが何度もある。歌も踊りもないけれど、ミュージカル映画を観ているような錯覚を覚える。軽快なのだ。音楽もいい。ラスト近くでは「ミセス・ロビンソン」が大音響で流れる。この場面はいい。
狂騒ということばがこの映画には似合う。結末は、詐欺罪やスイス銀行への資金隠しで逮捕されることになる。成り上がり、そして転落。ジェットコースターのような人生であるが、それはそれでよい。勧善懲悪とか因果応報とかいうことばもどうでもよい。いい夢見させてもらったぜ、そういう映画である。
ベルフォードにはホリエモンが重なる。出所後はまじめなホリエモンになっているが、ライブドアー時代の株価操作のやり口はベルフォードである。ま、それはどうでもいいか。
ベルフォードの再婚相手の女優さん(名前は知らない)がセクシー。それだけでも観る価値がある、とまではいわないけれど、ナイスバディである。
« リリエンベルグ 休日が多い洋菓子店 | トップページ | 雪ん中、オペラ »
「映画」カテゴリの記事
- 「そして彼女たちは」(2026.04.18)
- 「ハムネット」(2026.04.16)
- 「しあわせな選択」(2026.04.11)
- 「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ」(2026.04.09)
- 「死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ」(2026.04.05)


コメント