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2014年2月15日 (土)

雪ん中、谷口千吉

 

 昨日は雪になった。帰宅を急いだ方がいいかもしれないけれど、渋谷に立ち寄り映画を観てきた。

 シネマヴェーラ。先月から今月にかけて谷口千吉特集をやっている。谷口監督が亡くなって7年がたつ。確か95ぐらいまで生きたのではないか。長命であった。戦後の娯楽映画、とりわけアクションもので、いい映画を作ってきた。といっても名前を知らない人も多いと思うが、夫人の名は誰もが知っている。八千草薫である。

 今回観たのは「ジャコ萬と鉄」「独立機関銃隊未だ射撃中」。

「ジャコ萬と鉄」は1949年、65年前、戦後4年目の作品である。脚本が谷口と黒澤明、出演は三船敏郎、月形龍之介、進藤英太郎、藤原釜足、花沢徳衛など。当然かもしれないけど、みんな故人になっている。にしん漁に集まるやん衆を描いた骨太の映画である。細かなことは省く。月形龍之介の渋い演技が光る。三船敏郎がいかにイケメンであったか、あらためて感じ入った。

この映画は、後に深作欣二が東映でリメイクしている。こちらを観た人の方が多いのではないか。主演は丹波哲郎と高倉健である。

「独立機関銃隊未だ射撃中」は、終戦間際の満ソ国境、トーチカを死守する小隊を描いたものである。1963年の作品。三橋達也、佐藤充らが出演。「独立愚連隊」などと平行する東宝戦場映画である。

 ほとんどトーチカの中だけが描かれる。そこを死守する兵隊が巧みに描かれる。人物像の対比がおもしろい。戦闘シーンも迫力がある。戦争映画の隠れた名作といっていいのではないか。

予想以上に面白かった。観てよかった。音楽が團伊玖磨であることも付記しておきたい。

 渋谷からの帰りの電車は混雑していた。雪は先週ほどではなかったが、夜中は結構降った。

 

 シネマヴェーラの上映予定。谷口監督に続くのが園子温監督特集。その後が山村聰。渋いねえ。

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