雪ん中、オペラ
大雪になった。
きのうは会う人ごとが「明日は雪だそうです」と語っていた。すこしうれしそう。明日は休日だから、無理に外出することもない人にとっては大雪だろうが関係ない。旅行に出かける人や入試がある人にとっては大変だろうけど、そういう人は少ない。
からすカアで明けて、天気予報どおり雪になった。風も強い。一日中、降るとのことで、十数年ぶりの大雪警報が出た。
だからといって家の中にいるわけには行かない。午前中はスポーツクラブに出かけた。軽い筋トレとエアロビで汗を流す。
夕方からはオペラ鑑賞である。えっ、この雪の中、オペラに出かけるのと驚かれるかもしれないが、なに、大したことはない。場所はお隣の昭和音大の大ホール、テアトロ・リージオ・ショウワである。歩いて数分。
音大修士課程の卒業生の公演である。ふつうのオペラ鑑賞ならチケット代は何万円もするが、今回はわずか千円である。千円ならたいしたオペラではなかろうと思われるかもしれないけれど、そうでもない。
昨年だったか、ここで卒業生によるミュージカルを観た。「フェーム」をやった。これがよかった。踊りは迫力があるし、歌もよかった。今回のオペラがそうなるかどうかはわからないけれど、聴いて損はなかろう。
千人入る大ホールである。しかし入場者は予想通り少ない。この雪である。わざわざ遠くから観に来る人は出演者の友人か家族ぐらいだろう。出演者にとってはもの足りないかもしれないけれど、この雪ではいたしかたない。
演目は「ドン・ジョバンニ」。 で、どうだったかというと、これがなかなかのものだった。オペラは詳しくない。めったに観ることもない。
最初はなじめなかったが、しだいに歌の迫力に引き込まれていった。卒業生だけでなく、助っ人の男性陣の声の響きがよい。生で聴くのはCDなどとはひと味もふた味も違う。サイドに字幕も出る。筋はよくわかる。ドン・ジュバンニって女たらしのひどい男であることぐらいはわかる。
十分堪能した。それにしても千円は安い。
劇がはねて、外に出ると、相変わらず雪であった。雪の上を歩く。風もすごい。八甲田山もかくもあらんと思うほどの(大げさだな)吹雪であった。わずかな距離だが雪中行軍となった。
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