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2014年3月24日 (月)

ことば狩りはほどほどに

  

またまた『はだしのゲン』が物議をかもしている。泉佐野市の市長が「きちがい」「こじき」などの差別的表現があることを理由に小中学校の図書室から撤去を指示していたそうだ。

 いちいちコメントはしないけど、こういうバカなことはしないほうがいい。表現の自由をまず重視すべきである。ちゃんと置くべきである。評価は読者にゆだねるのが原則である。ただし、この漫画が優れたものであるかは別問題。絵は下手だし、私の好みではない。

 川崎市のある議員が、小四の国語教科書に「かた足、かた足、両足」とあるのを見つけ、下肢に障害のある児童はどう感じるか、教育的観点からうんぬんと議会で質問したそうだ。

石けりの表現である。ケンケンパーでしょ。こんなものをを疑問視するなんてのはどうかしている。この議員、アホとしかいいようがないが、ことば狩りを増長する傾向には困ったものである。

「片手落ち」もいけないとやらで自粛するようになっているが、これもおかしい。それが身障者の気持ちを傷つけるものだということだが、さて、さて、どうだろうか。

「片目」はどうか。ブリア・サヴァランの『美味礼賛』のなかに「チーズのない料理は片目のない美女である」という有名な表現がある。チーズは食卓に欠かせぬものと言いたいだけなのだが、これはさすがに差別語だろうということで、お目にかかることはすっかりなくなってしまった。

 「一眼国」という落語がある。一眼国の住民は、(人間を見て)あいつら目が二つもある、見世物にしようと叫ぶんだけど・・・。

 

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