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2014年4月24日 (木)

志の春独演会 鼻血が出ても・・・

 

立川志の春が英語落語の本(『誰でも笑える英語落語』CD付き)を出した。

英語はお得意である。もともと帰国子女でイェール大学出身。三井物産に勤めたが、志の輔落語に引かれ、噺家となった。志の輔に厳しく育てられ(と思う)、二つ目になるのも時間がかかった。その甲斐もあり、一丁前の噺家となった。

昨年度のNHK新人演芸大賞の最終候補にまでなった。惜しくも大賞は逸したが(鈴々舎馬るこが受賞した)、実力をつけてきたことは間違いない。

成城ホールでの若手落語会「そうだ じゅげむ きこう」、今月は、その志の春独演会だった。

今回の演目は「初天神」「アナザー・ラベル」「紺屋高尾」の三席。「アナザー・ラベル」は新作落語である。安い居酒屋で、偽ブランドの酒を飲みながら血液型の議論をするサラリーマンの物語。

「紺屋高尾」はご存じのとおり吉原花魁もの。看板花魁が初見の染め物職人に惚れて嫁になるという夢のような、現実にはありえない物語である。ありえないだけに、あるかもしれない、あったらいいねと観客に思わせるだけの説得力、話術が必要になる。そこに工夫が凝らされていた。堅さを感じさせる部分もあったが、いいできばえだった。

ちょっとハプニングがあった。「初天神」の最中、志の春が鼻血を出した。大したことはなかったが、ちょっと上気したのだろう。ハンカチで拭きながら噺を続けた。

こういうとき、師匠の志の輔なら、あるいは大師匠の談志なら、鼻血も即興でギャグにしてしまうだろうな、と思ったりもした。

 

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