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2014年7月 1日 (火)

 シネマ落語  たっぷり志ん朝

 

 シネマ落語を観てきた。シネマ落語とは、録画した落語を映画館で上映するものである。ライブではない。そこがもの足りないところであるが、ライブを観ることができない、たとえば演者がすでに亡くなっているなら、こういう手もある。劇場は東劇(東銀座)である。

 今回の演者は古今亭志ん朝。亡くなって13年になる。そんなに昔だったかと思うが、いまだ人気は衰えない。CDやDVDで楽しむことはできるが、それではもの足りない。でかい画面で観てみたい。そういう要望に応える映画である。

 かつてテレビで放送された落語会から、たっぷり長講の三席。

 居残り佐平次

 宗珉の滝

 愛宕山

 

  テレビ用に撮影されたものだから画像はよくない。しかし音声は家庭で聴くのとは大違い。すばらしい。 

 画像がよくないと言ったが、それでも画面がでかいから、しぐさや表情はよくわかる。

 あらためて志ん朝を聴いてみて、名人芸だなあと思う。歯切れの良さをまず感じる。テンポがなんとも心地よい。しぐさもおもしろい。

 居残りや愛宕山はCDで何度も聴いているが、改めて大画面で聴くと、志ん朝の芸の深さが伝わってくる。


ところで、シネマ落語で誰を聴きたいか。志ん朝以外では談志かな。かつて名人と言われた噺家をいま聴いても、それほどおもしろいと思わないけど、志ん朝、談志は別格である。華がある。オーラがある。

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