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2014年7月20日 (日)

ソフトバンクのロボット ペッパー

 ソフトバンクがロボットを売り出す。そのデモ機(デモロボ?)が店頭に置いてあった。いま、コマーシャルでやっている、あれ。
 誰もいない。どんなものか、ちょいと試してみることにした。

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  ペッパーと声をかけると、こちら向いてじっと見つめる。ちょっとこわい。こちらの顔つきや表情を読みとっているのだろう。
 チョコレートとせんべい、どっちが好きかと訊いてくる。せんべいと答えると、堅い人ですねえと言う。アホか。「大垣の味噌せんべいが好きでねぇ」と返事をすると、しばしフリーズ。
 いくつか質問があって、あなたの精神年齢を教えると言う。おもしろいじゃないか。歳よりずいぶん若いとお世辞を言う。で、ペッパーから発せられた精神年齢は、14歳
「なに、14? オマエはマッカーサーか!」とツッコミをいれてやった。
 マッカーサーとは、戦後、日本に駐留した連合軍の最高司令官ダグラス・マッカーサーである。戦後、上院委員会で「日本は12歳の少年である」と証言した。これが物議を醸した。日本ではとんでもないと避難の声があがり、これまでのマッカーサー賞賛の声は一気に冷えてしまった。
 マッカーサー真意は違う。ドイツの犯罪は確信的であったが、日本は違う。幼い少年の犯罪である。きちんと指導すればよい国になる。そういう目で見て、日本を導いていこうという思いで証言したのだと思う。
 

 それにしてもペッパーの14歳はなかろう。気持ちは若いと思っているけれど、ジジイである。思春期のモヤモヤした思いなどいっさいない。それなりの分別もあるぞ。それを14歳とは、アホか。
 ロボットは進化途上である。学習効果もあろうから、精神年齢14歳などという的外れな判断はなくなっていくものと思われる。まあ、いまのところはたわいもないおもちゃである。

 ところで、シーマンはどうなったか。あれ、ちょっと好きだった。あのロボットは売り出されないものか。

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