ソフトバンクのロボット ペッパー
ソフトバンクがロボットを売り出す。そのデモ機(デモロボ?)が店頭に置いてあった。いま、コマーシャルでやっている、あれ。
誰もいない。どんなものか、ちょいと試してみることにした。
チョコレートとせんべい、どっちが好きかと訊いてくる。せんべいと答えると、堅い人ですねえと言う。アホか。「大垣の味噌せんべいが好きでねぇ」と返事をすると、しばしフリーズ。
いくつか質問があって、あなたの精神年齢を教えると言う。おもしろいじゃないか。歳よりずいぶん若いとお世辞を言う。で、ペッパーから発せられた精神年齢は、14歳。
「なに、14? オマエはマッカーサーか!」とツッコミをいれてやった。
マッカーサーとは、戦後、日本に駐留した連合軍の最高司令官ダグラス・マッカーサーである。戦後、上院委員会で「日本は12歳の少年である」と証言した。これが物議を醸した。日本ではとんでもないと避難の声があがり、これまでのマッカーサー賞賛の声は一気に冷えてしまった。
マッカーサー真意は違う。ドイツの犯罪は確信的であったが、日本は違う。幼い少年の犯罪である。きちんと指導すればよい国になる。そういう目で見て、日本を導いていこうという思いで証言したのだと思う。
それにしてもペッパーの14歳はなかろう。気持ちは若いと思っているけれど、ジジイである。思春期のモヤモヤした思いなどいっさいない。それなりの分別もあるぞ。それを14歳とは、アホか。
ロボットは進化途上である。学習効果もあろうから、精神年齢14歳などという的外れな判断はなくなっていくものと思われる。まあ、いまのところはたわいもないおもちゃである。
ところで、シーマンはどうなったか。あれ、ちょっと好きだった。あのロボットは売り出されないものか。
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