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2014年7月 3日 (木)

 ピノキオちゃん、さあ、ウソをおつき

 

 半年過ぎてしまった。早いものだ。

ことし、これまでに観た映画のベストスリー。

「ネブラスカ」がトップだな。これに続くのが「ラッシュ/プライドと友情」か、今週初めに観た「チョコレートドーナツ」となる。

その「チョコレートドーナツ」の中に、ピノキオのギャグ(ジョーク)がでてくる。わずか数秒で、映画の本筋とは関係ないから、観た人は忘れちゃってるかもしれないけれど、記憶に残った。

ピノキオは木でできている。ウソをつくと鼻が伸びる。これは誰もが知っている。それがジョークのコンセプトになる。

木の棒を股間にあてて、ウソをつく。これだけでギャグが一丁上がりというわけだ。

ピノキオもので、おおいに流行ったジョークがある。

艶笑小咄になる。ローレンス・ブロックのマット・スカダー・シリーズ(どの作品かは忘れた)の中に出てきた。

 

 裸の女がピノキオの顔にまたがって、言った。

 「ピノキオちゃん、さあ、ウソをおつき」

 

 もうひとつ。こんなのはどうか。

 ピノキオが女の子を喜ばせることができなかった。ゼベット爺さんに、どうしたら上手くいくかを訊いた。

「そうさなあ、サンドペーパーでよく磨くんだ。それから、ゼリーをたっぷりつけて・・・」

 しばらくして、爺さんはピノキオに首尾を訊いた。

「いや、女の子なんか、どうでもよくなった」

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