敬老の日、それとも老人の日?
きょうは「敬老の日」である。と同時に「老人の日」だそうだ。
日経新聞の一面コラム「春秋」に、敬老の日と老人の日の違いが載っていた。かつて9月15日は敬老の日だったが、祝日と土日をくっつけて3連休にするハッピーマンデー制度が導入されることにより、9月の第三月曜日が敬老の日となった。つまり毎年15日ではなくなる。日にちを動かすのはおかしいとする反対の声があり、毎年15日を老人の日として残す妥協策がとられることになった。へー、そうなの、知らなかった。老人の日はなくなったかと思っていた。
ふだんの年なら敬老の日と老人の日は数日おいてあることになるが、今年はたまたま重なることになった。それだけのことである。老人の日は国民の休日ではないから、なにか特別の日となることはない。だから老人の日なんてものはいずれなくなるのではなかと思う。老人の日を残したなんてのは年寄りの頑固さを象徴しているような印象も受けるので、なくてもよい。
それより、毎月15日を老人の日としたほうが、よほど気が利いている。この月の15日は独居老人訪問日にするとか、別の月は年寄り元気体操指導の日とか、オレオレ詐欺防止強化の日とか、ぼけ防止の日とかにしたらどうかと思う。
それはともかく、次に敬老の日と老人の日が重なるのは11年後の2025年だそうだ。老人の日が残っていれば、である。世の中、年寄りだらけになっているんだろうな。
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