死ぬまでモミモミ
中身を点検したわけではないけれど、新聞広告、中吊り広告を眺めているかぎりでは、「ポスト」「現代」とも、高齢層にシフトしている。そう感じるのはとりわけセックス記事である。いずれも「死ぬまでセックス」「生涯現役」をコンセプトとしている。
七十歳からの性生活とか、高齢者のための性のテクニックとか、枯れてはいけないと煽っている。貝原益軒先生の養生訓は「接して漏らさず」と自重を勧めるが、そんなの関係ない! とばかりの勢いである。似たような特集が続いているということはそれだけ読まれているということだろう。
愉快な見出しが多い。よくもまあ考えつくものだと感心する。
性とは直接関係ないが、70を過ぎて包茎の手術をする人がいるという見出しがあった。えっ、なんで? と思うが、介護でお風呂に入れてもらうとき包茎ではかっこが悪いからだそうだ。見栄っ張りだなア。でも、まあ、そのぐらいの矜持をもてば死ぬまで元気でいられるのかもしれない。
今週の「現代」は、すごいというか、あほらしい。「死ぬまでしたけりゃ 睾丸を毎日モミなさい」。
モミモミが効果があるというのだろうか。つるし柿でもあるまいし。
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