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2014年12月23日 (火)

万福寺人参品評会

 

 今日、麻生区民館で「万福寺人参品評会&試食会」が開催された。

 万福寺人参は川崎市麻生区近辺で栽培されている。かつては一世を風靡した人参であったが、今では細々と栽培されているにすぎない、いわば幻の人参となっている。

 特徴はごぼうのように長くて、色が濃い。味も濃厚で旨いのだが、栽培が面倒なので、農業ビジネスとしては割に合わない。7月に種まきをし、収穫は12月から翌年1月あたり。他の人参に比べ栽培期間が長いし、手間もかかる。そのため栽培農家は減り、家庭菜園を中心に細々とつくられているような状況にある。

 なんとか地場野菜として育成したいということで、友の会をつくり、普及活動を行っている。品評会は今年で15回目になる。けっこう続いている。

 写真は、品評会の様子。長さ、姿(なで肩のものがよい)、鮮紅度、甘味、香りなどで評価される。 正式名称を、万福寺鮮紅大長人参という。食べてみると、普通の人参より味が濃厚で香りが高いことがわかる。

 長さは1メートルほどになるものもあるが、今回はちょっと短め。今年の夏、麻生区あたりは他の地域とは違って降雨量が少なかった。そのせいかもしれない。

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