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2014年12月21日 (日)

明日は朔旦冬至

 

明日、12月22日は冬至である。と同時に新月である。新月と冬至が重なるのを朔旦冬至という。これが珍しいかと言うと、19年に一度現れる。ま、特別な日といってよい。

冬至のこの日を境に昼間の時間が少しずつ増えていく。昼間の時間であって、日の出が早くなるわけではない。日の出は1月8日あたりにもっとも遅くなり、その翌日から早くなる。ちょっとずれるのが不思議と言えば不思議である。

 冬至は、暦とは異なり地球にとっては新年のようなもので、この日以降、植物は光合成を盛んにしていく。それに今年は新月と重なる。月は朔から次第に太く満ちていく。したがって朔旦冬至は二重の意味でスタートの日となる。

 

新嘗祭は 新暦だと11月23日だが、旧歴では11月の中(二度目)の卯の日に行われた。その前日には鎮魂祭が執り行われる。衰えた生命(魂)を高めるための儀礼とされている。

旧暦では、鎮魂祭新嘗祭は冬至あたりになることが多い。暮と正月のような儀式ではなかったかと想像する。

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コメント

朔旦冬至は元々中国のお祭りで、桓武天皇の遣唐使がもたらした唐風文化です。

明治維新後、考え方が欧風化して、古臭いという理由で朔旦冬至は廃止されたようです・・・・涙。でも、19年に一度のお祝い。いいことあるといいですね。

ホーマーさん、ありがとうございました。
新月(朔)は陰暦概念、冬至は太陽暦の概念。どちらも一長一短があります。うまく組み合わせると、われわれの日常生活も豊かになると思います。

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