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2014年12月26日 (金)

「100歳の華麗なる冒険」 アランの数奇な人生

 スウェーデンのスラップスティック・コメディ映画である。原作も映画も大ヒットしたそうで、早く観たかったのだが、アルテリオ映像館での上映にギリギリ間に合った。

 100歳の誕生日の日に、アランは老人ホームを抜け出す。さしたる目的もなかったが、バスに乗り旅に出る。怖そうな若者からスーツケースを預かるが、そのままバスに乗ってしまった。降り立った駅近くに住む一人暮らしの老人と意気投合する。若者はスーツケースを取り返そうとアランを探し当てるが、これを撃退、冷凍庫に閉じ込めてしまう。ケースを開けると、中から大量の札束が出てきた。ギャングの闇資金だった。若者は凍死していた。で、まあ、お定まりの展開としてギャング集団に追われることになる。

 その展開のなかで、アランのこれまでの人生が挿入される。これがばかげていて可笑しい。爆弾大好きで、これがもとで精神病院に入れられる。その後、その爆破技術を使ってスペイン市民戦争で活躍する。ところが敵であるフランコ将軍の命を救ったことで、フランコに気に入られてしまう。やがて、ニューヨークの建設現場で働くことになるが、マンハッタン計画を知り、そのチームに潜り込む。アランのアドバイスで原爆は完成する。オッペンハイマーやトルーマンも登場する。
 戦後は、トラブルでソ連に抑留されるが、爆弾がきっかけで脱出する。そして冷戦下では二重スパイとなる。ついにはレーガンやゴルバチョフも登場し、ベルリンの壁崩壊のきっかけをつくる。

 このあたり、「フォレスト・ガンプ」をほうふつとさせる。百歳のアランがギャングに追われるストーリーは、イギリスの伝統的なコメディと重なる。

 ベルリンの壁がハンマーで壊されるのを見て、なぜ爆弾をつかわないかとアランは訝しがる。 

 ということでハチャメチャコメディである。爆発して首がぶっとんだり、残酷なシーンもあるが、それがちっとも残酷さを感じさせない。気軽に楽しめる映画である。いずれビデオになると思う。

 内容は「100歳の華麗なる冒険」と言うより「100歳アランの数奇な人生」である。

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