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2015年1月23日 (金)

 文菊 大器を思わせる風格

 グリーンホール寄席に行ってきた。相模大野にある。都心とは逆方向なので、ずいぶん遠くにあるように感じるが、新百合ヶ丘からは成城学園に行くのとさして変わらない。

 今回の演者は、立川談修古今亭文菊三遊亭兼好瀧川鯉橋。それぞれ所属団体が異なる。ひいきの文菊と兼好の二人が出るので、これは見逃す手はない。

 兼好について先週書いたばかりなので、きょうは文菊について一言二言。

 三十代の若手真打である。歳の割にはどっしりしている。ゆったりながれる大河のような趣がある。ほかの若手噺家が早口でテンポよく演じるのに、文菊は落ち着いてゆっくりしゃべる。これが大器を思わせる。将来、名人と呼ばれるのではないかという雰囲気がある。

 坊主頭である。くりくり坊主。以前、出身が学習院という話題に及んだとき、兼好はマクラで「学習院だそうで、私はてっきり少年院かと思ってました」とギャグを飛ばしていたのを思い出す。

 今回の演目は「権助提灯」。お店の旦那が本宅と妾宅を行き来する噺である。本妻と妾の演じ方が実に良い。この手の女が登場する噺は菊之丞などが上手いが、文菊の女も色っぽい。ま、これは聴かないとわからないが、悋気を隠す本妻、へりくだる妾の対比は見事である。

 ということで今回の演目

 談修  一目あがり

 文菊  権助提灯

 兼好  高砂や

 鯉橋  井戸の茶碗

 

 今回は 文菊の「権助提灯」が光っていた。

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