いつかはクラウン 日本自動車博物館
北陸に行ってきた。北陸新幹線で。金沢にはなんども行っているので、今回は小松周辺にも足を延した。
こまつドームの近くにある日本自動車博物館。建物の外観は赤いレンガ造り。札幌の石屋製菓の博物館に似ているが、あれよりは地味。
たくさんの自動車を展示している。クラッシックカーだけとかスポーツカーだけとか、あるいはベンツだけとかといった類の自動車博物館ではない。蒐集にこれといったテーマがない不思議な博物館である。雑然とクルマを並べている。
カーキチ垂涎のクルマもあれば、かつてアナタが乗っていたクルマや街中をふつうに走っていた大衆車もある。そっちの方が多い。フェラーリもあればダイハツミゼットもある。ダイアナ妃が乗った高級車もあればスバル360もある。アナタは知らないだろうがくろがねの四輪もある。テーマごとに集めたわけではなく、寄付されたクルマを並べているという感じで、しかもぎゅうぎゅう詰め。中古車センターよりも展示密度は高い。
批判しているのではない。学術的になりがちな公共の博物館より、個人の蒐集癖が発揮された、尖がった博物館はおもしろい。親しみがわく。
写真はクラウンをリニューアルごとにならべたもの。多少のテーマ性はある。クラウンの変遷がわかる。
いつかはクラウンと思っていたのに、会社からリストラされ、今はタクシーの運転手としてクラウンに乗っている人もいるそうです。念願はかなったのでしょうか。
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