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2015年7月 3日 (金)

「ターナー 光に愛を求めて」  映像美を堪能

 

 イギリスを代表する画家ウイリアム・ターナーの半生記を描いた映画である。ターナーを知らない人でも、夕日に浮かぶ船の幻想的な絵はご覧になったことはあるだろう。代表作に「戦艦テレメール号」などがある。

 画帳をもって旅をし、そこでのスケッチをもとに絵を描く。若くして高い評価を得るが、身分を隠して旅をして常に新たな表現を求める。そんな後半生を描く。

 この映画、二時間半に及ぶ。長い割には単調。いくつものエピソードを重ねるがドラマチックではない。隣に座ったおばさん(両隣とも老婦人)は途中寝ていた。

 単調だからといって退屈ではない。映像がいい。ターナーの絵を思わせるような、意識的にターナー的な映像にしているのだろうが、光をうまくつかって幻想的、絵画的な映像に仕立てている。みどころはカメラワーク、映像美である。

 ターナーの隠された素顔が明らかにされるというコピーがつけられているが、もとよりターナーなんて絵しか知らないのだから素顔はどうでも良い。スクリーンに映し出される映像を楽しめばよい。撮影したディック・ホープの名は憶えておこう。

 

 ついでのひとこと

 綱町三井倶楽部(三井財閥の迎賓館)に、ターナーの絵が二枚あるのをご存じだろうか。ひとつは百号の大作。ちらり見ただけでターナーとわかるのだが、これがずいぶん色あせている。淡いあの色彩がさらに淡くというより色落ちしてしまっている。ずっと長く放置されてきたせいである。修復して、誰でも鑑賞できるようにしてもらいたいものだ。

 

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