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2015年10月 9日 (金)

  笑二 小痴楽 粋歌  若手三人会

この落語家を聴け!」シーズン2の最終回に行ってきた。このシリーズ、広瀬和生さんプロデュースによるものだが、要するに広瀬さん好みの噺家の会である。

シーズン2の最終回ということで、若手二つ目三人の会となった。立川笑二柳亭小痴楽三遊亭粋歌。それぞれ芸風は異なるが、生きがいい噺家である。

開口一番を務めたのは三遊亭わん丈。北沢タウンホールではおなじみの前座である。実力からすればいつ二つ目になってもおかしくない。スーパー前座である。今回は新作を演じた。「父子の胸中」。十年後には人気噺家になってやるという内容。わん丈の気持ちがこもった噺であった。

今回の演目。

笑二   蜘蛛駕籠

小痴楽   明烏

粋歌   すぶや

 

笑二については何度も書いているので多くは言わない。上手い。将来の活躍が見える噺家である。いつもと違って変化球をまじえずオーソドックスに演じた。

小痴楽は五代目痴楽の実子。「綴方狂室」で人気を博したのは四代目痴楽。二代目小痴楽(父)の名を継いでいる。今回は大ネタ「明烏」を演じた。純情そうな若旦那役が似合っていたが、実際の小痴楽は遊び人らしい。一見、シティーボーイ。イケメンである。

なかなかよかった。先代つまり父親より上手い。と、褒めておこう。

トリは粋歌。柳亭こみちとともに二つ目女流噺家のトップランナーである。新作派である。女性の気持ちを反映させた噺が多い。これがいい。今回の噺は田舎に住む若者、高校生の物語である。いくつものくすぐり(都会の恐ろしさを強調するギャグ)をいれて会場を沸かせる。すぶやとは、渋谷のこと。田舎の若者だから、なまっている。

こういう若手を見ていると、落語界の将来は明るいと感じる。ただし、立川流はおかしくなっていると広瀬さんはアフタートークで語っていた。芸術協会が和気あいあいで楽しくやっているの比べ、立川流はまとまりがなくて暗い。まとめ役がいなくなっているのだそうだ。

 ふーん、そうなのか。

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