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2016年1月25日 (月)

「フランス組曲」 題名は甘いが・・・

 

 都心に出た折り、時間があったので、日比谷シャンテで「フランス組曲」を観た。

 第二次大戦下のフランス。侵攻したドイツ軍はパリ郊外の田舎町に駐留する。夫が出征中のリュシル(ミシェル・ウイリアムズ)は厳格な義母とともに大きな屋敷に住んでいる。そこにドイツの将校・ブルーノ(マティアス・スーナールツ)が寄宿することになった。リュシルは将校におびえるが、ピアノを弾き、紳士的なブルーノにリュシルは次第にひかれていく。

 敵国人との道ならぬ恋、戦後にはナチス協力者として指弾される物語かと思っていたが、違っていた。そんな通俗的なストーリーではなかった。

 単純ではない。小作人の反発と確執、密告、逃亡の支援などが描かれる。戦争がなかったら作曲に勤しむことができたであろうブルーノも心ならずも非情な・・・

 

 なかなかおもしろかった。緊迫した場面が続き、・・それほどドンパチのシーンは多くなかったが・・

 

 この原作は、収容所に送られたユダヤ人女性の遺品の中から発見されたものだそうだ。未完であったが、それが発表されるとたちまちベストセラーになった。小説として出版されるまでのプロセスもドラマティック。映画にできそう。

 

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