無料ブログはココログ

« 「折々のことば」  二十歳の頃 | トップページ | 一朝独演会 粋な江戸っ子 »

2016年1月13日 (水)

かい枝の英語落語は「動物園」

 

 近くの麻生市民館で開催された英語落語を聴いた。 演者は上方の桂かい枝

 英語落語は以前聴いたことがある。ジャパニーズ・イングリッシュでやるから、英語力がなくても理解できる。

「時そば」。そばの代金16文を勘定するとき、ワン、ツー、スリー、フォー・・・セブンとカウントしたあと、ワットタイム イズイット ナウ? と訊く。いま、なんどきでぇ? である。

 そば屋は、エイト・オクロックと答える。客は、続けて、ナイン、テン、イレブン・・・と勘定する。こんな調子である。

  確かに、いま、なんどきでぇ? は、ワット タイム イズイット ナウ? だろうが、江戸っ子らしい口調を伝えるのはムリだろう。

 さて、かい枝。かい枝はキャンピングカーで一年間アメリカを回って、その先々で英語で落語をやったことがある。本格的である。

 今回は、トークと二席。ひとつは「初天神」、もうひとつが英語落語だった。演目は「動物園」だった。

「動物園」は上方で演じられることが多い。何度も聴いたことがあるが、虎のぬいぐるみを着て檻の中を動き回るという噺。虎の動きと叫び声だから、万国共通、その部分は英語も日本語もいらない。なるほど、これなら誰でもたのしめる。

 英語の小咄もやったが、これも誰もが理解できるようなものだった。関西系のお笑い、けっこうでした。

英語落語というと桂文珍を聴いたことがある。これも「時そば」だったか。

ワンダラー、ツーダラー、スリーダラー、オー、アホンダラー

なぜか、頭の片隅に残っている。

« 「折々のことば」  二十歳の頃 | トップページ | 一朝独演会 粋な江戸っ子 »

落語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: かい枝の英語落語は「動物園」:

« 「折々のことば」  二十歳の頃 | トップページ | 一朝独演会 粋な江戸っ子 »