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2016年2月19日 (金)

「キャロル」 ブランシェットとマーラの共演

 1952年、今から60年以上前の話である。

 舞台はニューヨーク。写真家になることを夢見るテレーズ(ルーニー・マーラ)はデパートのおもちゃ売場で働いている。そこに優雅な夫人・キャロル(ケイト・ブランシェット)が娘へのプレゼントを買いに訪れる。テレーズは魅力的なキャロルに惹かれる。キャロルも初々しいテレーズの好意を抱く。

 テレーズには結婚を迫る青年がいたが、素直に受け入れることはできない。キャロルは、仕事一筋で家庭を顧みない夫との間で、とくに娘の親権を巡って離婚協議中だった。

 ふたりは互いに惹かれ、シカゴへと旅をする。そこで二人は愛し合うのだが、キャロルの夫は探偵を雇い、二人の行動を探っていた。

 まあ、同性愛を描いた映画と言ってしまえばそれまでだが、愛とか性を越えた時代の雰囲気、たとえば流れる音楽、ファッション、町並みも心地よい。

 ルーニー・マーラがいい。初々しく、そしておどおどした姿が印象的である。強くも、心に深い傷を負ったリスベット役を演じた「ドラゴン・タトゥーの女」とはちがった魅力を発揮している。

 

ついでのひとこと

 同性愛を扱ったむかしの名画に、ウイリアム・ワイラーの「噂の二人」がある。オードリー・ヘップバーンシャーリー・マクレーンが主演、生徒により同性愛だとの噂を立てられる。二人が同性愛であったかどうかは不明だが、やがて破局を迎えるという物語である。

 あれはいつごろの映画かというと1961年の作品。しかしそれより前、1936年にワイラーは映画化している。61年版は同監督によるリメイクとなる。

 現在は当時とは隔世の感がある。今は堂々とレズであることを名乗れる。

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