無料ブログはココログ

« 「オデッセイ」  マット・デイモンとリドリー・スコット | トップページ | 「都民寄席」  全員無料 »

2016年2月13日 (土)

 悪魔が来たりて笛を吹く

 キヨちゃんがね 群馬でこそこそ覚醒剤

 どんなにじょうずに隠しても 小さな汗が光ってる

 

 覚醒剤で捕まる人間の半分は累犯だそうだ。なかなかやめられないものらしい。悪いと思っていてもついつい手を出してしまう。半分の人はやめることができるが、もう半分は治療効果が薄い。リハビリ効果がない。体質なんだろうね。

 絶対にやらないと決心していてもハメルーンの笛を聞くと、たちまちそちらに吸い寄せられてしまう。においを感じたとたん、理性も過去のことも吹っ飛んでしまう。気づいたときは腕にチューブを巻いている。覚醒剤とはそういうものらしい。

 

 ということで、ここはタシロ君の出番である。タシロ君のリハビリを指導している人の言。

 「田代に教えているのは、もうやめましたとは絶対に言うな、ということ。自分はクスリに勝てない人間だと認めるのが大事で、明日やるかもしれないけど、今日はやらない、それを繰り返して”やめ続けていく”んです」

 深いことばである。クスリは理性や努力では乗り越えられないと自覚すること、自覚しても乗り越えられないものだと覚悟すること。できることは、ハメルーンの笛が聞こえるところには寄りつかないことだ。そうだとわかってはいるが、笛はどこからか聞こえてくるんだよね。うーん、難しい。

 

 ところで、アスカ君はどうしているんでしょうかねえ。

« 「オデッセイ」  マット・デイモンとリドリー・スコット | トップページ | 「都民寄席」  全員無料 »

世事・世の中」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です:  悪魔が来たりて笛を吹く:

« 「オデッセイ」  マット・デイモンとリドリー・スコット | トップページ | 「都民寄席」  全員無料 »