無料ブログはココログ

« 改憲への道 | トップページ | 「帰ってきたヒトラー」 現在に甦ったら? »

2016年7月24日 (日)

 喬太郎  「ハンバーグができるまで」

 

 しんゆり寄席。川崎北部に住む初音家左橋桂米太朗が交互に出演する。これにゲストが加わる。二人の高座はよく聴いているので(いつもは飽きる)、ゲスト演者によって聴くかどうかを決めている。今月のゲストは柳家喬太郎。これは必見。チケット完売は必至。確かに、しんゆり寄席一番の入りだった。

 喬太郎の演目は予めネタだし(事前に演目を発表)してあって「ハンバーグができるまで」。これは以前聴いたことがある。おもしろい。

 開口一番を含めて、今回の演目。

 金原亭小駒   元犬

 柳家さん若   松曳き

初音家左橋  船徳

柳家喬太郎  ハンバーグができるまで

 

 喬太郎はマクラで惹きつける。今回はキョンキョンネタから入った。続けて、学校寄席で倶知安まで日帰りをしたエピソード。なんども聴いているマクラであるが、飽きない。ポケモンGO!にまで話は及んだ。

「ハンバーグができるまで」は、マモルちゃん、といっても離婚歴のある中年男が、なじみの商店街の肉屋で合い挽き肉を買うところから始まる。八百屋ではタマネギ、人参、ブロッコリー、食料品店で小麦粉のほか調味料を買う。商店主はこれが異常な行動と映る。手作りハンバーグを作るなどとは信じられないのだ、人参をのどに突き刺して自殺するんじゃないかと疑う。そういうばかげたというか荒唐無稽な新作落語である。(You Tubeでも聴けるよ)

 ふんだんにギャグを織り込み、喬太郎ワールドに観客を引きづり込む。理屈抜きにおもしろい。いつ聴いても退屈することはない。このあたりが並の芸人とは違う。

 

この落語会、中入り時に抽選会がある。演者の色紙や手ぬぐいが当たる。今回の景品に川崎フロンターレの試合(等々力競技場)の入場券もあった。これに当選したのは埼玉の人だった。いつもなら観客は川崎在住か小田急線沿線の人がほとんどだが、喬太郎だから遠方の人も多い。なんとミスマッチな当選か。浦和レッズならよかったのだろうが、もらったチケットどうするんだろうか。ひとごとながらちょっと気になった。

 

« 改憲への道 | トップページ | 「帰ってきたヒトラー」 現在に甦ったら? »

落語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です:  喬太郎  「ハンバーグができるまで」:

« 改憲への道 | トップページ | 「帰ってきたヒトラー」 現在に甦ったら? »