つけない ふやさない・・・
麻生総合庁舎(麻生区役所)に大きな垂れ幕がかかっている。写真がそれ。食中毒予防を促す標語だが、意味がよくわからない。
つけないは、生肉に箸をつけないことか。ふやさないは、なんだろう。バイ菌をふやさないか。やっつけるは、ばい菌をやっつけるか。食中毒だから、常識的に考えればそうなるのだろうが、それではあまりにもひねりがない。
ネットで調べてみると、政府公報にあった。
食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって発生します。食中毒を防ぐためには、細菌の場合は、細菌を食べ物に「つけない」、食べ物に付着した細菌を「増やさない」、食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」という3つのことが原則となります。
この標語、厚生労働省指導で各地方自治体に通達されたものらしい。それを愚直に垂れ幕にしたのか。
それにしても、なんとまあ、おまじないよりも効果の感じられない文言である。食中毒防止のキャンペーンをやってますという、いわばアリバイ作りのような垂れ幕である。これで食中毒が防げると考えているとしたら、ノー天気この上ない。
肉を焼くときには専用のとりばしかトングを使え、とやったほうが、わかりやすいし、効果もあると思うのだが・・・。
甲子園に地元麻生区の桐光学園が出場していたら、この垂れ幕は、「祝 甲子園出場」になっていたはずなんだがね。
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