無料ブログはココログ

« アドリブでとりつくろうのも芸のうち  8月上席 | トップページ |  蹴鞠と崇徳院 »

2016年8月 4日 (木)

「シン・ゴジラ」 動く原子炉

 

シン・ゴジラ」を観てきた。脚本・総監督(監督とどう役割分担しているかはわからないけど)・編集は庵野秀明。庵野ものなら観ておくべきだろう。

 今回のゴジラは、海底に投与された核廃棄物によって両生類だか爬虫類だかが突然変異したという設定である。体内に原子炉のような器官があり、それをエネルギーとして、成長している。鎌倉から再上陸したゴジラはさらに巨大化しており、横浜、川崎から多摩川を渡ろうとする。自衛隊は攻撃を加えるがびくともしない。米軍も攻撃をする。

突然、ゴジラは動かなくなるがこれはエネルギーを放出したからであった。このあたりウルトラマンと似ている。10日後ぐらいにはエネルギーを蓄え、再び動き出す模様。それまでに何とかしないと国連軍が核攻撃を加えることとなり、日本の国土はとんでもなく荒廃してしまう。

 ま、ざっとそんなストーリー。短いショットを多用し、緊張感を高めている。余計なことは切り捨ててハードな映像に徹している。日本政府のもたもたぶりが描かれるのだが、日本がアメリカの属国だという雰囲気を醸し出している。

 いろいろな人が登場するが、テンポが速いので、ついて行くのがやっと。印象に残ったのは石原さとみ。日系でアメリカ大統領の特使という役割。キャラが立っている。コナマイキな雰囲気がよい。映画とは関係ないけど、ダイナマイト、チュウナマイト、オー、コナマイキというギャグは、知らないだろうなア。

もう一人、臨時総理となる平泉成。成さんと親しみを込めて呼びたいような役柄で、この人物がおもしろい。鈍さを売りにした小渕総理を連想させる。

 で、どうやってヤマタノオロチのようなシッポ一本のゴジラを退治するかだが、血液凝固剤で固めてしまおうという計画が持ち上がる。このあたり、原発事故での対処を思い出させる。

 緊迫感があってテンポよく展開するので、二時間があっという間である。ハリウッド映画なら、家族愛だの友情、恋愛だのといったサブストーリーを付け加えて3時間の長尺にするのだろうが、枝葉を切り落としているので、飽きさせない。

 ついでながら、エンドロールもおもしろいというか、ちょっと変わっている。例の伊福部テーマが流れる。

« アドリブでとりつくろうのも芸のうち  8月上席 | トップページ |  蹴鞠と崇徳院 »

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「シン・ゴジラ」 動く原子炉:

« アドリブでとりつくろうのも芸のうち  8月上席 | トップページ |  蹴鞠と崇徳院 »