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2016年11月13日 (日)

「シネマと談志と永六輔」

 

 松元ヒロ立川志らくの二人会に行ってきた。会場は我が家から歩いて5分もかからない新百合21ビル。

 松元ヒロはテレビに出ない芸人(スタンダップ・コメデイアン)である。出ないというより出せない、というべきか。だからライブで観るしかない。談志がその芸をほめていたので立川流のメンバーと競演することが多い。

 今回は志らくと。タイトルは「シネマと談志と永六輔」。志らくはシネマ落語をやる。ヒロは、談志と永六輔について語るという組み立てになっている。

  最初に登場したのはヒロ。今回も熱演であった。談志や永六輔の思い出を笑いでくるんで語った。会場はいつもどおり爆笑の連続となった。細かなことは省く。永さんからのラストメッセージは、九条を頼む、だったそうだ。

 当世ネタは、どんぐりころころ。小池にはまってさあたいへん、土壌がでてきてこんにちは・・・。ギャグは平凡だが、ヒロの手になると爆笑ネタになる。

 後半は志らく。先週のNHKの「日本の話芸」は志らくだった。「寝床」をやった。マクラは「笑点」ネタだった。三平に決まる前、噺家仲間では当然のことながらだれになるかで盛り上がった。まあ、そうだろうな。下馬評で名前が挙がったのは、喬太郎、一之輔、市馬あたり。ところが結果は・・・。

志らくは司会なら受けたと語る。条件はひとつ。座布団運びを談春にやらせること。ギャグとしておもしろい。

で、志らくのシネマ落語。今回は「天国から来たチャンピオン」。ウォーレン・べイティ監督主演の映画である。40年ほど前の作品だ。まだ寿命があるのに事故で天国に召された男がふたたび別人として現世に帰ってくるという物語である。それを江戸の花火職人の世界に置き換えたものだ。落語的ではあるが、映像としてイメージできない分、笑いとしてはちょっと物足りない。ま、そういうもので、多くを求めてはいけないのだろうな。

 

 ついでのひとこと

 まったく別の話。りりィが亡くなった。突然の訃報で驚いた。「私は泣いてます」は大ヒットした。あれはいつごろか。調べてみたら今から40年ちょい前だった。ずいぶんむかしだが、あのかすれた声はいまだ耳に残っている。近年は映画に出ることが多かった。おばさん役である。

ことし印象に残っているのは「リップヴァンウインクルの花嫁」。登場シーンはわずかだが印象に残る。怪演だった。着物を脱いで酒をあおりながら泣く。ただそれだけ。それなのにすごい存在感。共演した綾野剛も驚いたと思う。

 この映画、今年のベストワンを競う映画である。ぜひご覧いただきたい。

 

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