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2017年1月24日 (火)

『日本会議の研究』の研究

 

 扶桑社の新書『日本会議の研究』(菅野完著)を訴えていた裁判で、地裁は出版差し止めの決定を下した。出版社側は異議申し立てをするとともに、問題箇所(たった二行)を削除したさしあたっての修正版を発行するとのことである。

 日本会議についてはアベ政権の陰の指南役だのとささやかれてきたが、その実体はよくわからなかった。

昨年、この本が出版されたので、ただちに読んでみた。なるほどそうなのかと、参考になった。裁判で原告の主張が認められたのはたった一ヶ所だけで(ほとんどは出版社の主張を認めたのに出版差し止めとは???)、本に書いてあることは事実といってよい。その後、日本会議についての新書が二冊出版され、いずれも版を重ねた。昨年は日本会議本ブームだったといえる。日本会議ブームではないですよ。本の方ね。

 先だって、『日本会議の正体』を書いた青木理さんお話を伺った。『正体』は読んでいないが『研究』と同趣旨だったので、いずれを読んでも、日本会議のおよそのことは理解できる。

 

 日本会議を支えているのは日本青年協議会、神社連合(有力神社)そして元・生長の家のグループとのことだ。生長の家は、現在は政治活動とは縁を切っている。裁判で訴えたのは、この生長の家の出身者である。

 日本会議が目指すところは憲法改正(現憲法の否定)である。簡単にまとめると、緊急事態法の創設、憲法二十四条の改編(家族条項の追加)、憲法9条2項の改廃などである。

 日本会議は地道に活動をしてきただけで、なぜこれほど話題になるかはわからないといった雰囲気らしいが、これはアベ総理やその取り巻きがその主張に沿うような発言をしてきたので、日本会議がクローズアップされるようになったといってよいだろう。

 日本会議に加入する国会議員が多いことで一大勢力だととらえる見解もあるが、さて、それはどうか。それほどのことはあるまい。議員は組織票になると思えば無節操にすり寄っていくものである。とりあえず加入しておけば、なんらかの御利益(集票)があるかもしれないと考えているだけだろう。

 

憲法9条についてはさんざん議論されているので、それはさておいて、24条については改めて書いてみたい。

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